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2020年を占うLVMHドバイウォッチウィーク 現地取材を終えて刺さった3本をレポート

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三者三様のブレスレットモデル
今年はどれか買って間違いナシ

1月中旬、今年からスタートしたLVMHグループがドバイで開催するウォッチウィークの現地取材に飛びました。ブルガリが主体となって行われたこの展示会は、世界で5番目にできたブルガリホテル・ドバイで実施。ブルガリ、ウブロ、ゼニスの3社が参加し、今年を占う新作を発表しました。

 各社掲げるテーマはそれぞれあるものの、筆者が気になったのは、魅力的なブレスレットモデルの存在。ロレックスのプロフェッショナルモデルや、オーデマ ピゲのロイヤル オークに代表されるラグスポウォッチなどが数社で独占していた市場に、ここのところ新作を投入するブランドが増えているのです。これは主にステンレスのスポーツウォッチに顕著な流れですが、今回、チタンやセラミックでもかなり現実的かつ魅力ある時計が発表されました。

ウブロ ビッグ・バン ウニコ インテグラル

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 200万円オーバーの品ではありますが、加工に手間がかかるチタンやセラミックを採用して登場。今年、誕生15周年を迎えるビッグ・バンには、実はこれまでにブレスレットタイプのモデルは存在していません。

 ラバーベルトを高級時計に合わせたことで、その意外性からヒットを飛ばしたウブロにとってこれは大きな挑戦だと僕は思います。どちらかといえば正統派で競合も多い、ブレスレットタイプの時計を満を持してリリースしたのですから。ただ、実際に装着した印象では、今回のチャレンジは成功したと感じています。ウブロとしては比較的小ぶりな42mmのケースと、ひとつずつのコマが小さく、段々とテーパードしたブレスレットは手首への収まりが良く、見た目にスマートなのです。

ブルガリ オクト・フィニッシモ

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昨年にも、オクト・フィニッシモにはSSやセラミックモデルがリリースされましたが、サンドブラスト加工が施されたマットな見た目のものでした。ポリッシュ仕上げのも用いた、より一般的な見た目のモデルはより廉価なオクト・オリジナーレのイメージ。それが、この薄型自動巻モデルに登場したのです。

 いうまでもなく、オクト・フィニッシモの自動巻きモデルは世界記録を獲得した薄さをもつ時計。時計というよりもひとつのブレスレットのような美しさと着け心地を実現しています。世界最高峰のジュエラーが作る手の込んだブレスレットと、世界最薄の時計という価値が合わさればこそこの時計は魅力が倍増するのですが、伴って価格もお高めというのがこれまででした。

 しかし、今回はSSモデルについては129万円と今までからするとかなり現実的な値付けに。ポリッシュ仕上げを用いたスポーティウォッチという汎用性の高い作りと合わせて、本気で買いを検討する一本に値すると思います。

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写真はブラックセラミックモデル。こちらでも167万9000円。

ゼニス エル・プリメロ リバイバル A384

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こちらは、昨年発表されて話題となっている、初期のエル・プリメロの復刻モデル。デファイのようなケース形状をもつ本機は、リバースエンジニアリングという技術で、当時の時計を完璧に復元して作られています。今回、同様の技術を用いてブレスレットも過去のものを復刻したのです。

 こちらの着け心地は、はっきりいって現代の時計と比較してはいけません。中ゴマが省略された作りだったり、コマ自体の厚みが今よりも薄かったりする設計なので、悪くいえばオモチャのような質感と着け心地になっています。

 ただ、丈夫さと高級感を追い求めている現代の時計とこの復刻とは、目指したゴールが全く違うのだと僕は思います。元々エル・プリメロはクロノグラフとしては薄型で、軽快に着用できる時計を作ることが可能でした。なので、ロレックスのサブマリーナーに付くような堅牢なブレスでなく、モータースポーツ等の場面で着け手の邪魔をしない軽やかな着け心地のブレスを与えたのではないでしょうか? 今本機を着けると逆に新鮮で、新しさすら感じる仕上がりのブレスレットモデルになっていると思います。

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 今回は最近発表された中から3本を紹介しました。一口にブレスレットモデルと言えど、着け心地やそれぞれが持つ存在感、高級感などは全く別物。自分の個性とフィーリングを大切にして、しっくりくるものをぜひ選んでみてください!