皆様こんにちは、小田です。
いつもパネライ大阪心斎橋ブティックのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

今回は皆様気になられているであろう、話題のモデルを比較してみました。
「ラジオミール トレジョルニ(PAM01334)」3日間パワーリザーブモデルと「ラジオミール オットジョルニ(PAM01347)」8日間パワーリザーブモデルです！
是非ご参考になさってください。

文字盤について

まずは時計の雰囲気を決める文字盤からご案内いたします。
「ラジオミール トレジョルニ」はグレーのグラデーション文字盤。
そして極めてシンプルな2針タイプで、『RADIOMIR PANERAI』の表記以外はインデックスのみとなるオリジナルのラジオミールをトリビュートしたクラシックな1本。
ここまでシンプルなデザインは他にもあまり見かけませんよね。

「ラジオミール オットジョルニ」はブラウンのグラデーション文字盤となります。
より暖かい印象になるのと、個人的には煙草のような茶色でシックな雰囲気だと感じます。
こちらは秒針が加わった3針タイプで、3時側には8日間パワーリザーブという意味の『8GIORNI』の文字と、特許取得を意味する『BREVETTATO』の文字が印字されています。
こちらのモデルもクラシックな印象には変わりありませんが、ダークな色味が追加されました。

ケースの仕上げ

今回の2モデルの特徴としてよく注目される点は、ケースの仕上げの違いにもあります。
「ラジオミール トレジョルニ」はエイジド加工という仕上げが施されており、ヴィンテージ感のあるマットな風合いを表現しています。

エイジド加工とは…
ケース表面にブラックIP処理という加工イオン化した金属を表面にコーティングする処理を行い、耐摩耗性にすぐれ、サビにも強くします。
そのあと表面の一部をあえてはがし、長年使い込んだようなリアルな風合いを表現する加工のことです。

一方「ラジオミール オットジョルニ」のケースはブルニートeSteel™です。

ブルニートeSteel™とは…
パネライ独自のエコ素材であるeSteel™ケースにブラックPVDコーティングを施した後、それを一つ一つ手作業によって研磨している素材です。
研磨することで下地となるeSteel™面が徐々に現れ、ヴィンテージ感とエイジングを表現すると共に一つ一つ表情が異なるユニークな仕上げです。

より濃い色味のコーティングをしているためエイジド加工とは違う表情ですね。
研磨は手作業とのことなので粗い削りの感じが特徴的な仕上がりです。

ケースバック

ムーブメントはどちらも手巻き式なのには変わりありませんが、「ラジオミール トレジョルニ」は裏側はふたをしてあり、「ラジオミール オットジョルニ」はシースルーバックとなっています。

8日間パワーリザーブを誇る自社製ムーブメント「P.5000」は2013年に開発された屈強な作りをした機械です。
巨大なブリッジで全体を覆い、テンプを両受けにしたことで耐久性が上がりました。
そして3日間パワーリザーブの「P.6000」が2018年に登場。
「P.5000」よりもコストを抑え、価格的にもユニタスムーブの代替え機になることを目指して誕生したムーブメントです。

いかがでしょうか。
ケースの直径はどちらも45mmとなりますが、パワーリザーブの関係上「オットジョルニ」の方が若干厚めとなっています。
ただ気にならない程度の差になりますし、どちらもクッション型ケースによって非常に良い着け心地です。
「ラジオミール トレジョルニ」は3色展開、「ラジオミール オットジョルニ」は2色展開となっています。
気になられた方は是非とも店頭でお確かめください。
皆様のお問い合わせ、ご来店を心よりお待ちしております。
※モデルによっては人気の為店頭に在庫がない場合がございます。予めご了承ください。