皆様、こんにちは!
いつもパネライ 大阪心斎橋ブティックのブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
今日は皆様のお持ちのパネライだけではなく機械式時計の磁気帯びについてブログにしてみました。
機械式時計をお持ちの方は勿論、ご検討されている方も「磁気帯び」っていうワードはどこかで耳にしたことはあるのではないでしょうか?
詳しくご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、気になる方はぜひ最後まで一度読んでいただければ幸いです。

磁気帯びとは?
磁気帯びは機械式時計の故障原因の中でも比較的に多い症状の一つでございます。時計の内部には沢山の金属のパーツが使用されております。磁気を帯びやすい素材でできているパーツも多く強い磁力により金属製のパーツが磁気化してしまいます。それが原因で精度が大幅に狂ってしまったり、または止まったりすることもあります。
一度磁気帯びをしてしまうと個々のパーツに磁気が残るので、これが原因で時計に不具合が出ることを磁気帯びと言います。直すには専用機械を使っての磁気抜き作業が必要となります。

機械式時計の磁気帯びはいつから?
昔は時計の磁気帯び等は殆どなく、レントゲン技師等一部の環境下に限られたようでしたが、家電製品の普及が始まり、1900年代の後半からは更に電気製品の小型化が進み、いつの間にか私たちの身の回りには磁気を発するモノが増えてきました。最近では携帯電話やPC、タブレット等から磁気帯びをする場合も多いので注意が必要です。
磁気帯びを確認するには?
実はご自身でも簡単にお持ちの時計が磁気帯びしているか確認することが出来るのはご存じでしょうか?
100均ショップでも手に入る方位磁石(コンパス)があれば比較的に簡単に確認できます。
方位磁石を準備して頂き、お持ちの時計を近づけていきます。コンパスの針が動く場合は時計が磁気帯びしている場合が多いです。
しかし磁気帯びしているから必ず不具合が出る、または故障しているわけではありません。時計にそれほど影響を及ぼしてない場合もありますので目安としてご確認頂ければと思います。

磁気から時計を守る為には?
磁気は目に見えないものなので気にしなくなりがちですが、実は日常生活の中では様々な所に存在します。気づかないうちに大切な時計が磁気帯びしているかもしれません。
まずは磁石は勿論ですが、時計の保管場所を気を付けましょう。携帯電話やパソコン、パブレット、ヘッドホン、スピーカー等からは遠ざけるよう意識しましょう。
多くの磁力は離れれば離れるほど弱くなり、密着させると磁気帯びしやすくなります。神経質になり過ぎるのも良くないと思いますが、多くの物は時計から5cm~10cm程離れれば影響はされにくいので覚えておきましょう。
また電車移動が多い方は特に満員電車などでは周りの影響で時計がいつの間にか磁気帯びすることもあります。
まとめ
お持ちのパネライの時計が磁気帯びしてるかもと思われる方はご自身で確認は出来ますが、磁気抜きに関しましては専用の機械が必要となりますのでぜひパネライ 大阪心斎橋ブティックに気軽にご相談ください。ご確認させて頂きます。場合によっては修理にて一度お預かりとなることもありますのでご了承ください。
磁気を発するモノをすべて把握することも非常に難しくなっており、ご自身で気を付けてもお時計が磁気帯びしてしまう可能性は充分あります。
普段保管場所等を少しでも気にするだけで守れる場合もありますので磁気を発するものからは遠ざけて保管しましょう。
また定期的に磁気抜き等のメンテナンスをすることをお勧めします。