皆様、こんにちは!
いつもパネライ 大阪心斎橋ブティックのブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
今日は聞きなれてる方も多いと思いますが、高級時計を選ぶ際に良く耳にするパワーリザーブに焦点を絞りご説明させて頂きます。
パワーリザーブは何時間、何日というようにご説明することが多いですが、初めて高級時計、機械式時計をご検討される方となればそもそもパワーリザーブって?40時間、72時間というのは長いのか短いのかっていうのも判断が難しいのではないでしょうか?
この性能を基準で時計選びをする方は多くはありませんが、中にはご自身の使い方を考慮してベストなパワーリザーブ性能を持つ時計を選ばれる方もいらっしゃいます。私は長ければよい、短ければ良くないものでもないと思っております。長ければその分性能が上がるものにはなりますので勿論価格にも反映されます。ですのでご自身で必要とするパワーリザーブ性能を知ることが大事だと考えております。
パワーリザーブとは
機械式時計の作動原理、動力源であるゼンマイをすべて巻き上げた状態から、そのゼンマイがほどけ切って時計が止まるまでの持続時間をパワーリザーブと言います。
手巻き時計でも自動巻き時計でもゼンマイを巻き上げる仕組みの差はありますが、動力源の仕組みは同じとなっております。
機械式時計の動力源となるゼンマイは渦巻状のパーツです。中々見ることのない部品となりますが、巻き上げられたゼンマイが元に戻ろうとして発生する力を制御しながら歯車を介して針に伝えていきます。そのゼンマイは香箱という箱の中に収められております。
香箱はゼンマイが絡み合う事なく巻かれていく、またはほどけていくように収める役割、経年劣化でゼンマイが切れたとしても周りの他のパーツに影響を与えないように重要な役割を果たしております。
パワーリザーブは何時間が良いの?
パワーリザーブの時間は長ければ長いほど利便性は高まるのは間違いないと思います。手巻きであれば巻く頻度を抑えれる、また自動巻きの時計でもパワーリザーブが3日以上の時計であれば2日間時計を置いていても再度着用時に都度時間を合わせる必要がなくなります。
数年前まではパワーリザーブの時間が2日前後の時計が一般的だったと思いますが、ここ数年は各ブランドの自社ムーブメント開発、改良等が進み、多くのブランドからもパワーリザーブの時間が3日前後の時計が増えてきております。
パネライもロングパワーリザーブのムーブメント開発には力を入れてきております。分かりやすい例としては2002年より開発をスタートし2005年に発表となりましたパネライ初の自社開発ムーブメントは手巻きの8日間のパワーリザーブを兼ね備えた「P.2002」キャリバーでした。また現在は殆どのモデルが3日以上のパワーリザーブとなっております。
時計を選ぶ際に一つ基準とするのであればご利用される頻度やスタイルに合わせてご検討頂ければと思います。
個人的には毎日着用であればそれほどパワーリザーブの性能にこだわる必要がないかと思います。平日のみご利用、週末には着用しないのであれば3日(72時間)は欲しいですね。週末が終わり月曜日着用時も時計は動いておりますので時間を合わせる必要がないからです。
反対に週末のみご利用であればもっと長いパワーリザーブのモデルもご検討するのも良いかもしれません。
パワーリザーブインジケーターとは
蓄えられたゼンマイの残量を常に目に見えるように表示するものでございます。このインジゲーターは一般的には視認しやすいよう文字盤の表側にメーター形状や扇形のタイプが多いですが、パネライではケースの裏側で確認できるモデルや、珍しい水平のインジゲーターを配するモデルもございます。
性能として巻き上げたゼンマイの残量を常に確認できる事以外にも、特に手巻き時計となると巻き上げすぎてゼンマイが切れてしまう事を防止するにも有効な機能となっております。
実用性も兼ね備えた機能ではありますが、半面必要な部品が増えるとともに技術力も要する複雑機構の一つでもあるため価格は少し高めとなります。
パネライにはパワーリザーブが42時間~10日等、またパワーリザーブインジケーターについても様々のモデルが存在します。
パネライを選ぶ際にはパワーリザーブも一つキーワードとして選んでみてはいかがでしょうか?
是非店頭にて色々ご確認頂ければと思います。
皆様のご来店をお待ちしております。
店舗における感染防止対策
オフィチーネ パネライ大阪心斎橋ブティックでは、お客様ならびに従業員の健康と安全に配慮し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、下記のとおり対応しております。
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