皆様、こんにちは。谷です。
朝晩少しずつ涼しくなってきましたね。
冷房を入れると寒い、入れないと暑いといった季節になってきました。
この時期は暑い夏の終わりを告げると共に疲れがでてきます。
体調には気を付けてお過ごしくださいませ。
さて、今回は『ランゲ1』について詳しく説明していきます。
ランゲ1が生まれて約30年。常に改良を行うA.ランゲ&ゾーネ。2015年には現在のムーブメントが開発され、更に見応えある機械式時計へと変化していきました。
今回は新旧ムーブメントの比較を行っていきます。
1994年最初に発表された『ランゲ1』とは?
1994年10月24日に発表された『ランゲ1』は多くの時計好き、ドイツプロダクト好きの方の心を揺さぶりました。
現行モデルにも共通するコロンとしたフォルムに、アシンメトリーのダイヤル。
工芸・文化・檜垣の中心地として発展したザクセンだったからこそ、A.ランゲ&ゾーネの時計作りの伝統が受け継がれていきました。
まったく新たな手法
ランゲ1の中核をなす自社製ムーブメントL901.9には、4分の3プレートをはじめとするランゲの伝統的な要素が盛り込まれいている一方で、ダイヤルのデザインには全く新しい手法が採用されています。
この時計の各表示機能はオフセンターに配置され、正三角形を構成します。
表示が重なる事もなく、ランゲ1独特の調和感が生み出されています。
歴史に残るひと品
1994年に発表されて以来、ランゲ1は数多くの賞を受賞し、2013年最も受賞歴の多い時計の1つとなっています。
1度見ると忘れられない、全く新しいタイプのダイヤルデザインとアウトサイズデイト表示を搭載するこのモデルは時計の歴史における不動の地位を確立しました。
時を超えた人気モデル
調和のとれたデザイン、そしてドレスデンのゼンパーオペラにある五分時計からインスピレーションを得たアウトサイズデイト表示によってランゲ1は時を超えた人気モデルとなり、ほとんど変更を加えることなく、手作業による製作が続けられています。ランゲ1の発表によってのちにいくつもの画期的なモデルがラインナップされるランゲ1ファミリーの基礎が築かれ、その他の数多くの新作開発にも大きな影響を与えました。
瞬転式アウトサイズデイトと薄型化が図られた現行モデル『ランゲ1』
2015年にパワーアップして登場した『ランゲ1』
ムーブメントについては後ほど新旧比較を行います!
旧型モデルとの違いで言うと、高さが9.8㎜に。そして瞬転式アウトサイズデイトとなり、より一層洗練されたドレスウォッチらしさを感じて頂けます。
デザインコードは大きく変わっていないのが、最大の特徴でしょうか?
では、今から詳しくムーブメントを比較していきます!
新旧ムーブメント比較
旧型キャリバーには、4分の3プレートではありますが、現行キャリバーと比較すると中心や左側に島があります。
これは当時の技術でオフセンターのレイアウトを叶えるために、プレートの下にいくつもの出車を隠す必要があったからです。
ゴールドシャトンが3つついている左側の島は、4番歯車(秒針)を延長し取り付けるための歯車として必要でした。
ゴールドシャトンは旧型が9石、新型が8石となっており、見応えがあります。
また、てんぷは旧型はチラネジテンプ、新型はフリースプラングルで新輪列で耐久性を高め、アウトサイズデイトは瞬転式となりました。
パーツの数は、旧型が365,新型が368となっております。
現行モデルのムーブメントはパーツ数が多くなりながらも、高さが0.2㎜薄くなっております。
まとめ
いかがでしたか?
どちらも魅力的ですが、個人的には現行ムーブメントがより一層追求されており、好みではあります。
共通する点には、近年の時計の傾向でもあり、先日閉幕したWatches &Wonders 2023 でも見られたのですが、38.5㎜のアンダー40㎜ベースというところがもっとも魅力ではないでしょうか?
ジェンダーレスで使用できるアイコンモデル『ランゲ1』。新旧を比較してみましたがどうでしたか?
まだまだご紹介したいのですが、本日はここまでとなります。
ぜひ、店舗にも遊びにいらしてください。皆様のご来店お待ちしております。