皆さま、こんにちは。谷です。
秋も深まり紅葉シーズン到来です。御堂筋のイチョウも見頃を迎えています。
お昼は紅葉を、夜はイルミネーションを楽しみに来るのはいかがですか?
さて、今回はランゲ1についてご紹介していきます。
ランゲ1ファミリーのコンセプトは『過去と未来を繋ぐ』
ランゲ1が作られたバックグラウンドには、A.ランゲ&ゾーネの歴史が関わってきます。
ランゲ1が最初に発表されたのは1994年10月24日の事でした。
1990年にA.ランゲ&ゾーネの会社を立ち上げたウォルター・ランゲはかつてない時計作りを始めました。
その1つが、それぞれのモデルごとにストーリーを持たせるということでした。多くは歴史であったり、未来への希望であったり、A.ランゲ&ゾーネの創業者:フェルディナンド・アドルフ・ランゲが好きだったもの、過去のA.ランゲ&ゾーネの実績を称えて創られたなど多岐に渡ります。
ランゲ1のコンセプトは『過去と未来を繋ぐ』。
発表された当時から今もずっとアイコニックな存在であるランゲ1。アシンメトリーのダイヤルは今までにないものを作るという未来に向けてのメッセージです。また通称ビックデイトと呼ばれる日付表示は『アウトサイズデイト』とA.ランゲ&ゾーネでは呼ばれ、フェルディナンド・アドルフ・ランゲと彼の師匠グートケスが歌劇場に作った5分時計がモチーフとなっており、1の位と10の位がそれぞれ独立して動きます。これは過去にフェルディナンド・アドルフ・ランゲが取り組んだ事を称えて創られたものです。
また、かつてのA.ランゲ&ゾーネの懐中時計の伝統(ゴールドシャトン、エングレービング、2度組など)受け継ぎながら、新たなる規範となる時計の確立を目指しました。
アイコニックな存在になる為に。考えつくされたランゲ1の文字盤。
当ブログでもランゲ1を語る時に必ず出てくるワードであるアシンメトリーとオフセンターダイヤル。日本語に訳すと左右非対称と中心にダイヤルがない時計。
非対称と聞くと歪みやアンバランスをイメージされる方も多いかと思います。実際に私もA.ランゲ&ゾーネの時計をみたこといない状態で口頭で説明を受けたことがあり、想像してみましたが、何てちぐはぐな時計だろうと思いました。
しかし、実際に時計を見るととてもバランスよくアシンメトリーでオフセンターダイヤルになっていると感じました。
アシンメトリー・オフセンターダイヤルなのにバランスよく感じる、凄く矛盾していますよね(笑)実はこれにも秘密があるのです!
その秘密こそがこの時計のデザインをしたラインハルス・マルト氏が数学者であったこと。
彼はアシンメトリー・オフセンターダイヤルであっても時計がバランスよく美しくみえるよう黄金比を用いてデザインをしました。
ホワイト派?ピンク派?あなたはどちら?
ランゲの時計でご相談を受けることが1番多い、『どちらのカラーが人気ですか?』
答えはどちらも同じぐらい人気です。なぜなら、着用するシチュエーションや好みの色が人によって異なるからです。
ホワイトゴールドは、お仕事でも目立つことがピンクゴールドと比較して少なく、シンプルなカラーリングの為ベルトで遊んでいただく方も多いです。
一方でピンクゴールドは、ランゲと言えばというような代表カラーとなりますのでファーストランゲでランゲ1を検討されている方はピンクゴールドで探される場合もあります。
どちらのお色味を選んでいただいてもご納得いただけるかと思いますので、ご自身のライフスタイルやオケージョンを考えて好きなカラーをお手に取ることが1番かと思います。
筆者はランゲと言えばピンクゴールドという考えがあったので、ピンクゴールドに惹かれます。
今となっては普段は寒色系の小物や服装が多いため、暖色系のピンクゴールドを手にして、差し色やリンクカラーとしてコーディネートの幅を広げることが出来ましたのでピンクゴールドで良かったなと思うばかりです。