皆様、こんにちは。谷です。
今週は2月とは思えない暖かい日が続いています。春ももうすぐですね!
さて、今回は『グランド・ランゲ1』のご紹介をしていきます。
2019年に廃盤になってしまった前作のグランド・ランゲ1と比較していきながらどこがバージョンアップしたのかご紹介していきます。
2012年のグランド・ランゲ1の特徴
・2012年に発表されるまでの「グランド・ランゲ1」との違い
2012年に発表された「グランド・ランゲ1」は、それまでの「グランド・ランゲ1」と異なり、レイアウトとサイズを変更し、ムーブメントも基礎から新しく開発しています。
「ランゲ1」の均一がとれたデザインを「グランド・ランゲ1」でも実現しました。
一新されたムーブメントによって、シルバー無垢のダイヤルにあしらわれている時、分、秒、アウトサイズデイト、パワーリザーブの各表示が、どこも重なりあうことがなくなりました。美しい表示のバランスを完全に再現するため、アウトサイズ表示もダイヤルとまったく同じ比率でサイズが大きくなっています。
また、ムーブメントの直径が大きくなり、1つの層に取りつけられる部品の数が増えたことで、ムーブメントの高さがわずか4.7ミリという薄型化を実現しています。パワーリザーブは72時間を備えていますが、スペースを効率化するため、香箱を1つだけ使用したシングルバレルを採用しています。
新生グランド・ランゲ1の特徴
・直径41mm,高さ8.2mmのスリム設計
2012年に発表された「グランド・ランゲ1」は、直径が41㎜、高さが8.8㎜。一方、今年発表された「グランド・ランゲ1」は直径41㎜、高さが8.2㎜と0.6㎜薄い設計となっています。
ムーブメントのサイズは2012年に発表されたものと同じく直径34.1㎜、高さが4.7㎜となっています。
しかし時計自体の薄さは薄くなっており、その高さはわずか8.2㎜です。
ムーブメントとサファイアクリスタルのシースルーバックとの距離、文字盤とガラスの距離を更に詰めることで今回の薄型設計を実現しました。薄さを実現するために、アウトサイズデイトは高さがおおよそ半分の高さにまで削られています。
僅か0.6㎜ではありますが、まるでガラスがついておらず、ムーブメントに直接触れているようにも感じるこの薄さ。
2012年グランド・ランゲ1と2022年グランド・ランゲ1比較
では、実際に写真で2012年のグランド・ランゲ1と2022年のグランド・ランゲ1を比較してみましょう。
左が2012年。右が2022年です。
サイズは同じですが、横から見た時のガラスと文字盤の距離の薄さを感じていただけるのではないでしょうか?
今年の新作であるグランド・ランゲ1は、薄さもさることながら、ランゲグレーを採用し、メインダイヤルとサブダイヤル、それ以外の箇所との仕上げの違いからくるデザイン性の高さも注目する点です。
今年のグランド・ランゲ1はすでにグランド・ランゲ1を所有されている方にも違った印象を演出できますのでお勧めです。
文字盤全体のざらついた質感がグレーという色がもつ穏やかで控えめな印象を、カジュアルに落とし込みます。
しかし、カジュアル感を引き締めるかのようにメインダイヤルとサブダイヤルの艶のあるグレーの仕上がりがランゲらしさを象徴し、更に立体感も与えます。
ローマインデックスも更に技術力が上がり、『Ⅱ』の下部のエッジの処理も細かく行われており、美しさの追及がされています。
よく見ないとわからない箇所ではありますが、数字の面取りやお仕上げのクオリティーがよりランゲの時計を魅力的に魅せてくれます。
パワーリザーブ表示の赤色もワンポイントのアクセントとなり、おしゃれですね!
メインダイヤルの分目盛りがスタイリッシュに細くなったことで、文字盤のアクセントとなる赤、ざらついた質感の文字盤との対比がより明確になり、メインダイヤル、サブダイヤルの美しさを引き立てます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新たにパワーアップし登場した「グランド・ランゲ1」。ランゲグレーと呼ばれるグレーがランゲ1の魅力を最大限に引き出しながら、より美しさを追求した時計となります。
シンプルでありながらも、「グランド・ランゲ1」の魅力を再度見直して新たに生まれ変わった『新生グランド・ランゲ1』。
ぜひ、一度店頭で『グランド・ランゲ1』の魅力をご体感くださいませ!
皆様のご来店、楽しみにお待ちいたしております。