皆様、こんにちは。谷です。
今年も残すところあと3か月ですね。これから冬に向けてどんどん寒くなっていきますね!
今回は、1815ファミリーより『1815 アニュアルカレンダー』のご紹介です。
アニュアルカレンダーとは日本語で「年次カレンダー」。簡単に説明いたしますと、「30日の月と31日の月を判断できる機構」のことです。
この「アニュアルカレンダー」がつくことでメリットがあります。それは、ご自身で月末の日付調整が要らないのです。
小学生の頃先生に、月によって日数が違うと教わった方もいらっしゃいませんか?小の月(30日まである月)や大の月(31日まである月)の覚え方としては、西向く侍(にしむくさむらい)やこぶしの凹凸で覚えた方も多いのではないでしょうか?
話をアニュアルカレンダーに戻しましょう。
通常の日付機能は、“大の月”と呼ばれる「31まで日数がある月」にはずれることがありませんが、“小の月”と呼ばれる「31日まで日数がない月(2月/4月/6月/9月/11月)」にずれてしまうのです。
これに対し、年次カレンダーは“30日までの月”と“31日までの月”の違いを判断します。そして、“30日までの月”の月末には「31日」を飛ばす動きをします。通常は、小の月が明けた月初に日付のずれを修正する必要がありますので、年次カレンダーはその手間を無くすというメリットがあります。
しかし、年次カレンダーも完璧ではありません。日数が「28日までの月」(うるう年は29日まで)である“特殊な小の月”の「2月」に対応できないのです。そのため、年次カレンダーは、よく「年に一度(3月初め)のみ日付調整が必要な日付表示」と説明されることも多いのです。
なので、アニュアルカレンダーについてまとめると、2月のうるう年(29日まで)・2月の通常月(28日)に関しては、日付調整が必要になります。
アニュアルカレンダー以上の複雑機構もございます。
①セミパーペチュアルカレンダー
これは、アニュアルカレンダーの機構に通常月の2月は調節が不要の機構=4年に1度日付を変える必要がある
②永久カレンダー
①のセミパーペチュアルカレンダーの機構に、うるう年の2月も把握の機構=うるう年の例外を除けば日付の変更はない
③セキュラーカレンダー
②永久カレンダーの機構に“うるう年の例外の2月”に対応
※「エターナルカレンダー」とも呼ばれ、“うるう年の例外”に対応しています。その採用は数例ぐらいしかありません。
うるう年の例外”について補足します。うるう年は4で割り切れる年に設けられ、4年に一度“ある”ものです。ただし例外として、100で割り切れる年は、うるう年が“ない”のです(例外①)。しかも、さらなる例外があり、400で割り切れる年は、例外①が無効にされ、うるう年が“ある”のです(例外②)。
具体的に言うと、2100年、2200年、2300年などは、“100年に一度のうるう年がない年”です(例外①)。しかし、2000年、2400年などは、その“100年に一度のうるう年がない年”が省かれ、うるう年があります(例外②)
『1815アニュアルカレンダー』は、日常生活に便利な便利な表示と機能を兼ね備えた時計です。
時刻表示をはじめ、9時位置のインダイヤルには日付けと曜日機能、3時位置には月表示付きアニュアルカレンダー機能、6時位置にはムーンフェイズ表示を搭載しています。
『1815アニュアルカレンダー』に搭載されたムーブメントL051.3は、2時位置のボタン操作ですべての表示を連動して進めることも出来るため、時計を止めてしまい再調整が必要になった場合にも、とても便利になっています。
是非店頭でご覧くださいませ。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ちいたしております。
ブランド:A.ランゲ&ゾーネ
商品名:1815 アニュアルカレンダー
品番:LS2384AP 238.032E
ムーブメント:手巻き(ランゲ自社製キャリバーL051.3 )
ケース素材:18Kピンクゴールド
サイズ:40,0mm
価格:¥5,621,000-(税込)
その他:パワーリザーブ72時間、ムーンフェイズ表示、アニュアルカレンダー機構