皆様こんにちは、パネライ 大阪心斎橋ブティックの菊池です。
『世界三大複雑機構』という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
まず1つ目は時計を動かしている限り、半永久的に操作をする事なく暦通りの日付を表示してくれる『パーペチュアルカレンダー』。
2つ目は時計の向きによってムーブメントにかかる重力の方向が変化してしまう“姿勢差”を補正し、精度を向上させる『トゥールビヨン』。
3つ目は、機構を作動させると音で現在時刻を教えてくれる『ミニッツ リピーター』。
この世界三大複雑機構、デジタル化された現代ならどこが凄い事なの?とピンとこない方も多くいらっしゃるかもしれませんが、掌より小さな時計の中に、精緻に組み上げられた歯車によってこの3つの機構が作動する事は、機械式時計の奥深さを極めた機構だと思いませんか?
今回ご紹介するモデルは、その三大複雑機構のうち、『ミニッツ リピーター』と『トゥールビヨン』の2つを搭載したRadiomir Minute Repeater Tourbillon Gmt PAM00600になります。
革新的で魅力溢れるこの超複雑時計は、パネライが達成した重大目標を形にしたものであると同時に、リクエストに合わせて1時間単位、10分単位、1分単位でチャイムを鳴らす極めて複雑な完全機械式システムを搭載したモデルでもあります。
このようなさまざまな時刻を通知できるのは、3つのハンマーがそれぞれ鳴らす3種類の音色が組み合わさり、鐘の音色に似た特別なハーモニーを奏でます。通常のミニッツリピーターは15分単位で鳴りますが、15分単位ではなく10分単位でチャイムを鳴らすようにしたことで、時刻を簡単かつスピーディに告知できるようになり、パネライらしさも際立つウォッチとなりました。
ハイエンドのタイムピースとして備わる各種機能の中でも注目すべきは、自国のホームタイムと現地のローカルタイムを切り替えて、チャイムを鳴らす基準の時間帯をユーザーが選べるところです。
ケースの表と裏の両面にはサファイアクリスタルが採用されているため、ヌーシャテルにあるパネライ マニュファクチュールで製造された美しいスケルトン仕様の完全自社製キャリバー P.2005/MRを眺めることができます。 このムーブメントにはトゥールビヨン脱進機が付属しています。このカーゴはテンプの軸に対して正しい角度で軸回転します。1分間に2回転することで、優れた精度が確保され、重力の影響によって発生する不規則な歩度を最適に補正してくれます。
今回ご紹介のRadiomir Minute Repeater Tourbillon Gmt PAM00600は、受注生産となります。
今ですと、国内にご覧頂ける商品がございますので、ご検討の方は是非ご相談くださいませ。
(※店頭にご用意するまでに少しお日にちを頂きます。また、タイミングによってはご案内出来ない場合もございます。予めご了承くださいませ。)
機能
時、分、スモールセコンド、時、分、スモールセコンド、ローカルタイム、ホームタイム・ミニッツリピーター、
10分積算計、セカンドタイムゾーン24時間インジケーター、裏蓋にパワーリザーブインジケーター、トゥールビヨン
ムーブメント
スケルトン手巻きメカニカルムーブメント パネライP.2005/MRキャリバー
ケース
ラジオミール1940、ポリッシュ仕上げゴールドテック™、49mm