皆様こんにちは。西川です。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
只今oomiya京都店では【ジラール・ぺルゴ】に特化したフェアを開催しております。
その中でも世間的には完売したと思われていたモデルが入荷致しましたのでご紹介致します。

今回ご紹介するのはこちら

こちらの時計は文字盤がすごすぎて写真では伝わりませんでした。
（仕上げが綺麗すぎて文字盤に写り込んでしまうので、なかなか上手に行きませんでした。）

世界限定88本

機械式腕時計はその精巧な作りから数多くを製造する事が難しい事実があります。
では世界限定88本とはどれくらい少ないのでしょうか。
日本へはスイスで作られた時計の約5％が輸入されると言われています。
88本製造されている時計は×0.05すると、わずか4.4本となります。

こちらの実機を見たことがある方や実際に持っている方いらっしゃいますでしょうか。
残念ながら目にする機会すらない方がほとんどです。
では例えば、日本に5本しか存在しない時計の値段と言われるといくらくらい想像されますか？
 ¥2,563,000と言われると普通高いと思いますが、日本に5本程度ですから高すぎることは無いと思います。

オニキス文字盤

【ジラール・ぺルゴ】の凄いところはこの文字盤を見ていただければご理解いただけると思います。
ちなみに「オニキス」が何かご存知でしょうか。
この物質じつは天然石なんです。
有名なもので言うと「ターコイズ」「アヴェンチュリン」なども天然石です。

「オニキス」の特徴は白と黒が交互に織りなす縞模様です。
しかしながら今回文字盤に採用されているのは黒一色のみ。
このオニキス文字盤は知れば知るほど人に話したくなる秘密が隠されています。

まずこの天然石は15以上の工程を経て文字盤になります。
まず化学的な黒色液体に沈めて8週間。
オニキスプレートは真空状態でで1週間以上乾燥する必要があります。
この段階では、オニキスプレートの厚さは約４mmです。
この時点で全ての「オニキス」が文字盤になる資格があるわけではありません。
一つ一つチェックされ基準に満たないものは省かれます。（２ヶ月掛かっているのに…）

ヴィンテージの形状

今回ご紹介の時計はケースがカーブしている長方形のケースです。
その為着け心地が最高で軽いという特徴があります。
ただこれだけの感想では終われないのがこの時計の素晴らしいところです。

少し脱線しますが「オニキス」のモース硬度は６～７と言われています。
これは少しの衝撃で傷がついたり割れてしまったりするような値です。
勘の良い方はお気づきの通り、そんな「オニキス」で出来た文字盤をどの様にカーブさせるのでしょうか。
機械式高級時計は面白いですよね。
100人中2人くらいしかこんな疑問を持たないと思います。
言われてみて初めて分かる拘り。プライドのある仕事をされているのが良く分かります。

ムーンフェイズの窓から文字盤の分厚さを覗いてみて下さい。
石をこの薄さまで切るだけでも難しいですよ…

ジラール・ぺルゴが愛され続ける理由

【ジラール・ぺルゴ】はoomiya京都店の中でも高額な価格帯の腕時計であることに間違いございません。
腕時計を選ばれる際に値段や見た目、ブランドネームなど様々な要因で時計をお選びされます。
このブランドで特に注目いただきたいのは技術力に他なりません。

カーブしたケースに収められているのは自社製キャリバー GP03300です。
ムーブメントをご覧いただくとペルラージュと言われるウロコ模様が敷き詰められています。
この模様は細かければ細かいほど作業工程が多くなり手間が掛かります。
一切この装飾のない時計を見かけますので、比較していただくとこの細やかなペルラージュは異常なくらい細かい仕上げとなっております。

時計に使用されているガラスはサファイアクリスタルガラスという宝石の一種です。
こちらは硬度が非常に高く加工しづらい素材です。
それをこのカーブに成形する技術も一級品です。

お支払方法について

oomiya京都店では金利・手数料がかからない分割払い「oomiyaプレミアム・クレジット」をご利用いただけます。
例えば本日ご紹介させていただきました《ヴィンテージ 1945 インフィニティ エディション》  ¥2,563,000 （税込）
であれば　月々42,700円　×　59回　(初回お支払のみ43,700円)でご購入いただけます。
頭金やボーナス払い併用も可能ですので詳しくは店頭スタッフまでお気軽にお尋ねくださいませ。