皆様、こんにちは。谷です。
日中は暖かいですが、朝晩は冷え込みますね。体調に気を付けてお過ごしください。
さて、今回はシンプルな時計で最近人気が出てきたサクソニア・フラッハについてお伝えしていきます。
究極の2針と呼ばれる時計「サクソニア・フラッハ」の特徴
まずは簡単にサクソニアフラッハの特徴をお伝えします。
別名『究極の2針』とも呼ばれるサクソニアフラッハは文字盤上には短針と長針、バーインデックス、そしてランゲのロゴマークのみで表現しています。
文字盤のシンプルさもさることながら、サクソニアフラッハの文字盤の魅力を最大限に引き出しているのは、その薄さ。
サクソニアフラッハは高さがわずか5.9mm。現在サクソニアシリーズは10種類のモデルがあり、高さが5.9㎜のサクソニアフラッハから9.8㎜まであるサクソニアムーンフェイズまでとなっており、サクソニアシリーズの高さの中央値は8.6㎜となっています。
数値で見るとサクソニアフラッハがいかに薄いのかわかりますね。
腕に着けた際の薄さはもちろんの事、その薄さは機能性だけでなくサクソニアフラッハの文字盤の端正な顔も引き立たせます。
サクソニアフラッハの『フラッハ』はドイツ語で『平ら』、日本とドイツ以外ではサクソニアシン(Thin=薄い)と呼ばれるこの時計は名前の通り薄さに特化した時計であるのです。
薄いことメリットってどんところ?
では、シンプルな文字盤の時計にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
シンプルという言葉は本当に広い解釈で用いられることが多いですよね。
そもそもシンプルを直訳してみると、「単純、簡単な,やさしい、基本的な、~するのに簡単な」といった感じです。
つまり、サクソニアフラッハの文字盤のデザインとして考えると、『時間を一目でわかるようにする視認性の高い時計』を作る事になります。
シンプルというのはただ単に複雑なものを単純化するものではなく、いかにわかりやすく、そしてデザインの主張を抑えて情報を伝えるかというところにあります。
つまり『究極の2針』が持つシンプルだからこそのメリットは、整頓された文字盤の構造の美しさから、同時に心地よさを感じることだと思います。
それは、時間が一目でわかるという目的を達成させやすい時計という事ではないでしょうか?
作り手の想いや個性を最大限にデザインに落とし込み華やかな装飾にするのではなく、時間を知るということを目的に、本当に必要な情報を吟味し、盛り込んだ時計がサクソニアフラッハです。
だからこそ、サクソニアフラッハは時間を知るという目的に対して高いユーザビリティを有し、A.ランゲ&ゾーネの人気な時計の1つとして挙げられるのではないでしょうか?