皆様こんにちは、小田です。
いつもパネライ 大阪心斎橋ブティックのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

今回もよくいただくご質問にお答えいたします。

最近パネライでよく見る『eSteel™』って何？

地球環境に配慮したプレコンシューマリサイクル素材である鉄スクラップ（最大95％）から得られた次世代のメタルです。

プレコンシューマとは、製造工程における廃棄物の流れから取り出された材料であり、一度も社会・消費者が使っていない素材を意味します。
私たちのイメージするリサイクル素材やスクラップという言葉は、一度誰かに使われたり捨てられたものをイメージしますが、『eSteel™』はそうではありません。
この素材は、バージン材から採取する必要性を減らし、環境に与える影響を抑えるというパネライの取り組みを表す進歩です。その製造により、CO2排出量を大幅に削減することができます。

当店では現在6種類の『eSteel™』モデルが店頭に入荷しております。
今回はこの6種類の特徴も一緒にご紹介します。

ケースは、リサイクルスティールを95％使用しながらも従来のスティールと同じ特性を有し、 耐腐食性に優れ、また金属アレルギーにも配慮した肌にもやさしい素材です。
他のモデルとは違い、文字盤が上下でグラデーションカラーになっているのが特徴ですね。
また、全て44mmサイズとなっておりパネライの基本的な大きさはそのまま採用されています。

リューズ部分がラバー素材を取り付けられていることも大きな違いです。
よりリューズでの操作がしやすくなります。
リューズプロテクターの側面には『eSteel™』の刻印も。

深海を思わせるブルー文字盤

ではカラーごとにモデルを紹介していきます。まずは定番のブルー文字盤から。
文字盤下方につれて深海をイメージさせる深い色合いになるのが個性的です。
個人的にブルーだと、サブマーシブルの回転ベゼルが潜水艦の窓みたいだなと感じます。

マットなグレー文字盤

パネライでもサンブラッシュ仕上げのアンスラサイト文字盤は人気ですが、『eSteel™』モデルは珍しいマットな質感のグレー。
遠目からだとほぼブラックのように見えるので、シリーズの中では特に落ち着いた印象です。
グレーはストラップのカラーもいろいろチェンジしやすい色味なので、後々にカラーバリエーションを増やしやすい所もお勧めポイントです。

人気のグリーン文字盤モデル

現在店頭では左図の「サブマーシブル クアランタクアトロ eSteel™ Verde Smeraldo(PAM01287)」と、右図の「ルミノール マリーナ eSteel™ Verde Smeraldo(PAM01356)」が2種同時にご覧いただけます！
特に「ルミノール マリーナ eSteel™ Verde Smeraldo(PAM01356)」は同じブティック限定モデルであるものの、大変人気なため一度ソールドアウトしてしまうとなかなか入荷してこない状況です。
前から見てみたかった！という方は是非お早めに！

こちらの2モデルに関しては、同じグリーン文字盤と言っても若干色味が異なります。
ルミノールの方は抹茶のような色合いで、渋さがあります。
サブマーシブルはスポーティーなグリーンで爽やかな感じですね。

ルミノールシリーズとサブマーシブルシリーズの『eSteel™』モデルはどちらも数がまだまだ少ないので、それぞれお勧めではありますが、暑い季節にはサブマーシブルシリーズの方がお勧めです。
イタリア海軍のために開発したパネライの時計には、サステナブル素材であっても堅牢で信頼性の高いオーステナイト系ステンレススティールを使用し、特殊潜水部隊の過酷な環境での任務に耐える性能を誇ります。
日本ではまだまだ始まったばかりの地球環境への取り組みですが、好みの時計が環境にも優しいのは一石二鳥でなんだか嬉しいですね。
この機械にお手首にもサステナビリティを取り入れてみませんか？
皆様のお問い合わせ・ご来店を心よりお待ちしております。