みなさま、こんにちは！渡辺です。

本日は、究極の強さと美しさを求めて進化を続けるG-SHOCK 最上級ラインMR-Gから、あくなきこだわりが生んだ「極み」という進化を遂げたニューモデルのご紹介。

G-SHOCK（ジー・ショック）
MR-G
品番：MRG-B5000D-1JR
ムーブメント：Bluetooth搭載電波ソーラー
ケース素材：チタン（チタンカーバイト処理）
ベルト：チタン（チタンカーバイト処理）
防水：20気圧防水
その他特徴：モバイルリンク機能
価格：¥418,000 （税込）

【YouTube 実機レビュー】

 

【概要】

若者を中心に、爆発的な人気を獲得したG-SHOCK。そんな若者たちを見て、G-SHOCKの開発者の中に新たな思いが生まれました。
「いつまでもG-SHOCKのファンでいて欲しい」、「大人になってもG-SHOCKを着けて欲しい」。そして、プロジェクトチームとブレインストーミングを繰り返した結果、導き出されたコンセプトワードは「大人が着けられる、フルメタルを纏ったG-SHOCK」。

このコンセプトから、1996年に初代フルメタルG-SHOCKが誕生しました。その名前はMR-G。Majesty＋Reality（読：マジェスティとリアリティ）、「風格ある本物」の意味が込められています。タフなだけではない、大人にふさわしい美しさも備えた、最高峰G-SHOCKがここに結実したのです。

MR-Gは、先進のテクノロジーを駆使した構造、機能から、カラー、素材、仕上げに工夫をこらした独創のデザインまで、妥協なくこだわり、究極の強さと美しさを追求しています。「究極」「本物」「唯一無二」にこだわったものづくりで、独自のジャンルを切り拓いてきました。MR-Gは、多彩なカテゴリーをもつG-SHOCKの中で、品質・価格などすべての面において最上位に位置するフラッグシップラインです。革新的な技術と独創的なデザインがMR-Gの特長。さらに、タフネスを軸とした実用性も追求し、嗜好性以上の価値を生み出しています。

MR-Gのデザイン思想は、伝統と革新の融合。なかでも、日本伝統の色や意匠、技法を取り入れたCMFデザインは、工芸品のような存在感で見る者に迫り、まさにMR-Gクオリティとよぶにふさわしい独自の世界観をつくり出しています。

【CMFデザイン】

MR-Gのデザイン思想は、伝統と革新の融合。なかでも、日本伝統の色や意匠、技法を取り入れた※CMFデザインは、工芸品のような存在感で見る者に迫り、まさにMR-Gクオリティとよぶにふさわしい独自の世界観をつくり出しています。

※CMFデザイン＝「COLOR（カラー）」「MATERIAL（素材）」「FINISH（仕上げ）」

MR-Gは、山形カシオのハイエンド専用ライン「プレミアムプロダクションライン」で製造しています。最高レベルの技術を誇る「技能認定作業メダリスト」により、熟練の技と感性を駆使したものづくりを実現。G-SHOCK最高峰モデルとしての品質にこだわった、より完成度の高い製品を生み出しています。MRG-B5000は、G-SHOCK初代モデルのDW-5000Cをこだわりの金属素材と丹念な仕上げにより、つくりあげたモデルです。1983年に誕生したG-SHOCK初号機DW-5000C。その耐衝撃構造をフルメタル外装で実現したGMW-B5000。そして、新たな耐衝撃スクエアデザインが、MR-Gのデジタルスタンダードモデルとして誕生しました。

G-SHOCK初号機DW-5000C「ORIGIN」を「極める」ことにチャレンジしたモデルです。強度面でも美しさでも「ORIGIN」の最高峰のモデルが出来上がりました。開発者たちの数々の「チャレンジ」が生み出したモデルです。

【ケースについて】

ケースサイズは縦49.4mm、横43.2mm。厚さは12.9mm。重さは114gとなっております。ステンレススチールを用いたフルメタルモデル「GMW-B5000D」が167gですので、大幅な軽量化が図られています。G-SHOCK初号機から受け継がれたスクエアデザインとなっており、その複雑形状をフルメタル化し、究極の素材・究極の仕上げでさらに進化させるため、開発されたのが多パーツ構成のベゼルと、「マルチガードストラクチャー」という構造です。

通常、一体成形されるベゼルを、25個のパーツに細分化しています。ベゼル構成部品数が、GMW-B5000は１個でしたが、高品位な研磨を実現させるためMRG-B5000は25個になりました。フルメタル耐衝撃構造を構成するため、多パーツ化したベゼルの四隅に、T字バーと板バネを組み合わせたサスペンションパーツを組み込みました。4箇所のT字バーを金属製の板バネで押し上げることで、トップベゼルにバンパーの機能を持たせ、ファインレジンパーツやシリコン緩衝材とあわせてモジュールへの衝撃を緩和します。

ケースとベゼルには純チタンの約2倍の硬度である64チタンをベースとした高硬度のチタン素材を採用しています。傷がつきにくく、独特の美しさを長期間キープします。

さらにベゼルトップには純チタンの約4倍の硬度を誇り、プラチナと同等の輝きを持つといわれるコバルトクロム合金「コバリオン」を採用しています。ベゼルに使うことで、美しい輝きを放つ表情に仕上げました。極力オリジナルの形状のままメタル化し、しかも隅々まで研磨するという点にこだわっています。そのためパーツが非常に多くなり構造を考えるのが大変でしたが、最初に構造を考えて試作、次に落下試験をしてバラバラにしました。そして、構造変更をして再施策と評価を10回ほど繰り返し、やっと構造決定したそうです。

別体の緻密さ、別格の輝き。多パーツ構成による高水準の研磨仕上げとなっております。通常、一体成形されるベゼルは複雑な形状をしているベゼルを25個の部品で構成することで、パーツごとに細部まで研磨を施すことが可能になり、より高い質感に仕上げることができました。面当て研磨が難しかった溝・凹み・面取り部分など、あらゆる面への美しい研磨を可能にしています。

各パーツに磨きをかけてから組み上げることで、凹部など研磨処理が難しい箇所まで、歪みのない美しい仕上がりにしています。研磨には、職人による匠の技を活かしたザラツ研磨など、様々な研磨技術が使われています。

MRG-B5000Bは、美しいミラー面を生み出す素材の特性を生かして鏡面仕上げを多用し、ケース・バンドにブラックDLCコーティングを施すことで、耐摩耗性を高めると同時に、G-SHOCK初号機に使われたブラックをオマージュしたオールブラック仕上げに、さらに、MR-Gらしい上質感を、ボタン・裏蓋などのゴールドIPで表現しました。

MRG-B5000Dは、ヘアラインと鏡面仕上げを使い分け、チタンカーバイトのコーティング※により、美しいシルバーカラーに仕上げています。

【文字盤】

文字板にG-SHOCK初号機のアイコンであるレッドラインとレンガパターンをデザインしています。左下のMR-Gロゴが存在感を放ちます。電波受信機能とBluetooth® 通信機能によるスマートフォンとの連携に対応し、実用性も兼ね備えました。

モジュールは回路押さえ板に金めっき仕上げを施した、MR-G 専用モジュールを搭載しています。Bluetooth®搭載電波ソーラーで電池交換や時刻合わせの手間を軽減。世界中で最新のタイムゾーン、サマータイム情報を反映した正しい時刻を表示します。暗所でも見やすいスーパーイルミネーターを搭載し、高輝度なLEDバックライトで文字板を明るく照らします。

フェイドイン・フェイドアウトの残照機能が付いています。傷に強く透明度が高いサファイアガラスには内面反射防止コーティングを施し、クリアな視界を確保します。

【裏蓋】

裏側は、ねじ込み式の裏蓋にも純チタンの約2倍の硬度の64チタンを採用しています。独特の色合いを見せる裏蓋の中央にはMR-Gのロゴが刻印されています。

【ベルト】

ベルトはバンドには純チタンの約3倍の硬度を持ちながら加工性に優れたチタン合金「DAT55G」を採用しています。日本で開発された高硬度合金で、強さと美しさを併せ持つ外装に仕上げました。丸いくぼみのようなディンプルパーツも一体型ではなく別パーツで構成され磨き上げられています。

日本で開発された高硬度合金で、強さと美しさを併せ持つ外装に仕上げました。

【まとめ】

はじめ見たときは、G-SHOCK伝統のスクエアデザインが、「MR-G」から登場したのは驚きの一言でした。G-SHOCKの原点を最高の作り込みで極めた逸品で、上質な質感の25パーツからなるベゼルや日本発のコバリオンといった新素材を採用し、研磨においても「極め」ています。先端技術と職人技術という相反する要素を融合させ、独創的なデザインで新たな価値観を生み出しており、スイスブランドとは違う、ジャパンメイドのプロダクトとしてのこだわりが詰まっています。チタンを採用したケースは軽く、また肌触りが非常に良い。軽快な付け心地と傷がつきにくい素材は日常使いにもぴったりでした。すべての年代の方におすすめですので、G-SHOCKを極めた本モデルをぜひ店頭でお試しください。

 

【MRG-B5000B-1JR】初代カラーをイメージさせるブラックカラー

デザイン面では、素材の特性を生かし鏡面仕上げを多用し、DLCコーティングを施すことで「DW-5000C」から受け継ぐブラックカラーに輝きを加えました。「DW-5000C」のアイデンティティであるレンガパターンとレッドのサークルラインもダイアルに受け継いでいます。