皆様、こんにちは！渡辺です。

本日はジャガー・ルクルトからクラシカルで端正な文字盤にムーンフェーズ表示が奏でる人気モデル「マスター・ウルトラスリム・ムーン」のご紹介です。

Jaeger-LeCoultre（ジャガー・ルクルト）
モデル名：マスター・ウルトラスリム・ムーン
品番：Q1368430
ケースサイズ：39mm
ムーブメント：自動巻き（ジャガー・ルクルト製キャリバー 925AA）
ケース素材：ステンレススチール
ベルト：アリゲーターストラップ
防水：5気圧防水
その他特徴 ケースの厚さ：9.3mm、パワーリザーブ約70時間、ムーンフェイズ
価格 ：1,733,600円 （税込）

【歴史】

ジャガー・ルクルトは、1833年に時計技師であるアントワーヌ・ルクルトがスイスのル・サンティエで創設した小さな工房からその歴史がスタートしました。数少ない時計製造を自社で一貫して行うマニュファクチュール体制を貫く名門で、ケースやベルトといった外装のデザインのみならず、駆動力を生むムーブメントを自社で製造する技術力が最大の魅力となっております。そして、その高い技術力が、いつの時代も時計愛好家を魅了して止まないブランドなのです。

【腕時計の実機、サイズ、ブランドについて】

1907年にジャガー・ルクルトが製造した独特なナイフ型ケースに収められた画期的な超薄型ポケットウォッチから着想を得たマスター・ウルトラスリムコレクションはオリジナルの外観や雰囲気が残っています。

このコレクションは、その薄さにもかかわらず、ムーンフェーズ、日付といった伝統的な複雑機構を搭載しています。究極の薄さのミニマニズム。軽量、繊細さ、機能性の見事な融合を果たしており、究極の薄さをミニマリズムで追求しています。複雑機構の中でもムーンフェーズは現在も変わらず最も神秘的な機構の1つであり続けています。

星の動きや星の秘密を時間をかけて眺めることができる窓のように、関心や心を強く惹きつける存在ではないでしょうか。

このモデルは旧作と比べていくつか変更点があります。

まず、実用的な部分ではパワーリザーブが38時間から70時間に伸びました。ベルトはイージーチェンジャブルに変更されご自身でベルトの交換ができるようになり便利になりました。

デザイン面では、ケースラグが長くなり、またケースの厚みが0.6mm薄くなり、より装着感も向上しています。また文字盤のインデックスもより長くなり、日付のポインターデイト表示も長く表示も見やすくなりました。また、12時位置のブランドロゴが立体的になり、高級感が増しています。

全体的にシャープでスタイリッシュな印象にアップデートされています。

【ケースについて】

それでは、次にケースについてみていきましょう。時計のサイズは、39mmとなっております。ケースとベゼルの仕上げはポリッシュ仕上げを施し採用、華やかで柔らかい輝きが印象的です。腕元をエレガントに彩ります。

【文字盤や針について】

次は、文字盤について詳しく見ていきましょう。

「分」を読み取るミニッツサークルは、以前のプリントではなくアプライドインデックスになり、より高級感を感じていただけます。

6時位置には、ムーンフェーズを備えています。ムーンフェーズディスクはディープブルー仕上げ、月と星はポリッシュが施されています。奥深いミッドナイトブルーの背景に月と星がひと際美しく輝き、丁寧に磨き上げられた月と星々は上品な輝きを発します。

ムーンフェーズ表示は、月の満ち欠けがダイヤルに表示される、とても情緒的な時計です。月は、平均約29.5日で、新月、上弦、満月、下弦、新月:という満ち欠けを繰り返しており、 月の満ち欠けは不変で、その様子は不変で神秘的です。時分針には、直線的なドーフィン針と呼ばれる形状で、半分を艶有、半分を艶消しにしている所が特徴です。インデックスは楔形（くさび形）を採用しています。植字されるのロゴとアプライドインデックスはともに、職人が一つずつ文字盤に開けられた小さな穴にを開けて、職人が一つずつインデックスを差し込んでいきます。そうすることによって、より文字盤に立体感がでると共に視認性も良くなり、また高級感も増します。今作は、アプライドインデックスはより細く長くなり、より調和の取れたデザインにまなりました。ムーンフェーズの外周にあるデイト表示のリングも一回り大きくなり、視認性の向上がなされています。

【ムーブメントについて】

次は時計の裏側を見てみましょう。

シースルーバックの裏蓋からはジャガー・ルクルトの自社製キャリバーが925がご鑑賞頂けます。青焼きのネジやゴールドのローターといった仕上げは美しく、ずっと見ていられます。パワーリザーブは70時間を実現しています。一度ゼンマイを巻いたら、約3日間動き続けてくれます。例えば、週末にスポーティな装いに切り替えた後、月曜の朝にこの腕時計を着けて仕事に戻る際にその時刻や日付、ムーンフェーズを再設定する必要がないのでとても便利です。

また、ジャガールクルトでは1992年から自社検査で有名な1000時間コントロールテスト行なっています。現在はジャガールクルトの全てのモデルを検査済みで、『ケースに収められた完成品』を検査しています。

①精度

②気温変化への耐性

③気圧変化への耐性

④耐衝撃性

⑤耐磁性

⑥防水性

６つの検査を1000時間(約一ヶ月半)に渡って行います。

比較すると、一般的なスイスクロノメーター検査(COSC)は360時間(15日間)、
『ムーブメント単体』のみを検査対象とし、５つの姿勢と３つの温度設定で、「15日間」検査が行われますが、ジャガールクルトの1000時間コントロールテストは、『ムーブメント単体の精度』のみでなく、『ケースに収めた後の精度』も検査するので、より厳密な検査が行われています。

時間もCOSCの約3倍の時間をかけて検査されている厳しい基準を設けています。

現在の所は「検査時間」に関して『1000時間コントロール』が最も長い検査時間であると言われています。1000時間コントロールは、元々は『マスターコントロール』シリーズのみ行われていましたが、今はどのモデルも検査されており、います。ジャガールクルトは精度の高さに長けたブランドと言えるでしょう。

【ベルトについて】

続いてベルトですが、ブラウンのアリゲーターストラップを採用、バックルにはジャガールクルトのロゴデザインが施されています。
また、今回イージーチェンジャブルを採用しているので、ご自身でベルト交換が容易に行えるようになりました。

【防水性能について】

防水性能は5気圧防水となっております。この防水性は永続するものではありません。防水用のガスケットは、時計のおかれた環境の温度変化などが原因で乾燥してしまう可能性があります。時間の経過や、洗浄剤、化粧品、香水などの化学製品の影響を受けて、弾力を失う場合もあります。時計内に結露などを確認した場合、あるいは誤って時計を水に浸してしまった際には、部品の腐食を防ぐためにも、即座にお時計をお修理に出していただくことをお勧めしています。

【まとめ】

今回のジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・ムーン の感想ですが、こちらは実際に見てみると、シンプルなドレスウォッチですが、6時位置のムーンフェイズモデルが美しく、全体的なデザインもまとまりがあって長く使えるモデルだと思いました。シンプルで端正な、別段奇をてらうわけでもないケースデザインがジャガールクルトらしい個性を感じられるデザインです。それなのにシンプルなデザインですが、一度流して見て、そのあともう一度じっくりと見たくなる存在です。

特にケースの側面から見ると細く削られていて、ウルトラスリムの名が表すようにより薄く見えるようにデザインされています。薄く見せるためにシェイプされたケースの側面、そしてそこから流れるように伸びたベルト取り付け用のラグは非常に美しいシルエットとして表現されています。​​

また青い秒針が全体的な印象をキリッと引き締めてくれています。日付表示を窓表示ではなく昔ながらのポインターデイトと呼ばれる、クラシカルな様式の針で表し、野暮ったさを最小限にとどめています。

またムーンフェイズと日付の部分をよく見てみますとキチンと段を付けており、さらには半円の筋目まで入れられ、丁寧な作りこみである事がこういったところからも、うかがい知る事が出来ます。39mmサイズも大きすぎず小さすぎずのサイズでちょうどよく、ケースの薄さもビジネシシーンでは目立ちすぎることはなく腕もとに収まるので、ビジネスシーンでは活躍しそうです。

他にもジャガールクルトを多数店頭にて取り揃えております
ぜひこの機会に、ジャガールクルトのコレクションをご覧ください。ご試着も可能ですので、お気軽にお申し付けください