スカイダイバーは、エドックスの工場書物庫から、長い間公にされることのなかった時計「スカイダイバー」のスケッチが発見されたことから始まりました。このデザイン画には「1973年／特別限定生産」という文字のみ添えられており、それ以上の情報は無く謎に包まれていましたが、かつて勤務していた職人により、この時計の生まれた背景が少しずつ明らかになりました。あるスイス軍の大佐が、部下である精鋭パラシュート部隊隊員に贈るための特別な時計を求めていました。彼は並外れた防水性能を持ち「陸、海、空」いかなる過酷な環境でも使用できる堅牢な時計を極秘で製作することを条件に、エドックスへにオーダーしたのです。エドックスは、2019年に創業135周年を迎えたことを記念し「スカイダイバー」を復刻コレクションとして発表し、2021年には“ネプチュニアン”をラインアップに追加し今日に至ります。

ケースについて

ケースの直径は44mmとなっております。錆びにくく医療機器にも使用される高品質素材「316Lステンレススティール」を採用しています。程良い存在感と装着感のバランスが優れている直径44㎜ケースは、プライベートからビジネスシーンまで幅広く活用できる男らしいサイズ感です。一般的なステンレスの3倍以上の硬度があり、日常生活レベルの傷を防ぐことができる耐傷性の高いハイテクセラミックベゼルを採用。紫外線で色落ちせず、半永久的に光沢が続くことが特徴的です。また、海中での誤操作を防ぐことのできる逆回転防止機能を搭載しています。

風防には厚さ3mmのサファイアクリスタルを採用し、時計の表面を堅牢に保護します。クリアな視認性はもちろん、どんな角度からも瞬時に視認できるよう、表面をフラットにする高級な仕上げを施しています。

スカイダイバー コレクションでは初となるプロスペックの 1,000m防水性能を搭載。深海での過酷な条件下で長時間作業することを余儀なくされるプロダイバーの飽和潜水に対応するべく、9時位置にヘリウムエスケープバルブを搭載しています。

文字盤や針について

シンプルな三針ダイアルはビジネスからプライベートまで幅広く活用できるデザインです。黒蝶貝の殻の内側を薄くスライスして文字盤に加工。濃淡がある黒を色彩のベースとし、光の加減によって虹色に輝く独特の光沢が特徴です。海由来の黒蝶貝が表現する幻想的なニュアンスは、海の神・ネプチューンが支配する深海の神秘性を想起させ、シンプルな三針デザインに洒脱な印象をプラスします。一つひとつが異なる模様を持つ天然素材であるため、一点物として愉しむことができます。

ダイアルの外周部にはこの時計が高性能な飽和潜水1000m防水であることを記しています。