皆様、こんにちは。谷です。
ゴールデンウィークも終盤ですね！そろそろ月曜日に向けて、生活リズムを整えていきましょう！
さて、今回はお時計の機構についてご紹介していきます。
時計に興味を持ち始め、どんな時計を買おうかな♪っとなる時に驚く時計の機構の数々！
40㎜前後のサイズ感で、いろんな機構がある腕時計はロマンを感じます。ではカレンダー機構をご紹介！！
アニュアルカレンダーってどんな機構？他のカレンダー機構と何が違うの？
お時計を検討されるときに1度は耳にしたことがある『アニュアルカレンダー』という言葉。
『アニュアルカレンダー』というワードを解説していきます。
アニュアルカレンダーは、和製英語ではありません。英語で示すと『annual ＋calendar』。
そしてアニュアルは英語で 「annual：1年の、年々の、年に1回の、」という意味を持つ形容詞です。カレンダーは日本語に訳すと『暦』。よりわかりにくくなってしまうので、そのままカレンダーと訳しますね！
この2つのワードを組み合わせると、『年に1回のカレンダー』。つまり日付の調整が年1回で済むのです！
この年に1度ご自身で合わせて頂く日こそが、2月末の『うるう年』。
28日の年があれば、29日の年がありますが、どちらの日であっても合わせていただく必要があるのが『アニュアルカレンダー』です。
『アニュアルカレンダー』よりも1ランク上が『パーペチュアルカレンダー』となります。
時計の3大複雑機構の1つとなり、うるう年（2月）さえも調整します。
英語にすると『perpetual calendar』。「perpetual」とは”永続する,永久の”という意味です。
しかし、パーペチュアルカレンダーは永久カレンダーという意味があるものの、100年に1度カレンダーを合わる必要があります。また、基本的にはうるう年についても自動で修正してくれる仕組みですが、西暦2100年、2200年、2300年はうるう年でも手動で調整しなければいけません。
そして、ランゲと言えば『アウトサイズデイト』こちらも、カレンダー機構の1つです。
『アウトサイズデイト』の場合、月終わりが31日になる月以外はご自身で調節して頂くカレンダーとなります。
下記表をご覧いただくとわかりやすいかと思います。横にスクロールしながらご覧ください。
| 31日までの月 （5月、7月、8月、10月、12月、1月、3月） | 30日までの月 （4月、6月、9月、11月） | 29日までの月 （うるう年の2月） | 28日までの月 （通常の2月） | |
| パーペチュアルカレンダー | OK | OK | OK | OK |
| アニュアルカレンダー | OK | OK | NG | NG |
| アウトサイズデイト | OK | NG | NG | NG |
アニュアルカレンダーについては理解いただけましたでしょうか？
では、ランゲ唯一の現行モデルのアニュアルカレンダー『1815アニュアルカレンダー』をご紹介！
1815アニュアルカレンダーが誕生するまでの流れとは？
1815アニュアルカレンダーは、2010年のに発売されたサクソニア・アニュアルカレンダーに続く第2作目のアニュアルカレンダーとして誕生しました。
サクソニア・アニュアルカレンダーとの違いとしてはパワーリザーブが46時間から72時間まで上がっていることや『1815 アニュアルカレンダー』では1プッシュで、日付、曜日、月およびムーンフェイズを動かすワンタッチ調整プッシャーがついてます。これは、１８１５アニュアルカレンダーに搭載された非常に便利な機構です。
２時位置にプッシャーがあることで、止まってしまった日から経過した日数分を押すだけで調節することが可能です。
また、それぞれ（月、日付、曜日、ムーンフェイズ）に調整プッシャーもついているので、それぞれの動きをゆっくり見ながら調節したい方にもおすすめです。
ムーブメントにも魅力がたくさん。複数の魅力を持つ1815アニュアルカレンダー
ムーブメントにはＡ.ランゲ＆ゾーネの伝統的なジャーマンシルバー（洋銀）でできた4分の3プレートやハンドエングレービングを施したテンプ受け。そしてブルースクリュー、ゴールドシャトン、赤いルビーの受石が美しい色の三和音をなしています。
ムーブメントの高さを最小化するために、巻き上げ輪列を上部に配置し、4分の3プレートから露出させることで高さ10.1ｍｍを実現。アニュアルカレンダーですが、薄さはランゲ1と同じくらいと絶妙な高さです。
ランゲ1やサクソニアではなかなかご覧いただけないランゲのムーブメントの露出をこの『１８１５ アニュアルカレンダー』ではお楽しみいただけます。
まとめ
いかがでしたか？
どの時計も魅力的でありますが、1815アニュアルカレンダーの実用性はすべてのA.ランゲ＆ゾーネの時計の中でも上位にランクインする1本かと思います。
文字盤とスモールセコンドのバランスや、それぞれの機構のデザイン性なども高く、ビジネスでもプライベートでも活躍する1本です。
