皆様、こんにちは。谷です。
本日8月19日より、通常営業(11時オープン、19時30分クローズ)となります。
そして、8月も残すところ10日となりました。この夏は3年ぶりの行動制限のない夏となりましたが、皆様は楽しみましたか?
さて、今回は昨年発表されたランゲ1・パーペチュアルカレンダーについてご紹介します。
A.ランゲ&ゾーネの魅力がつまった1本となっており、今回ですべてご紹介できるのかどうか…。ランゲファン、時計好きの方からすると1度は手に取ってみたいと思う事間違いなし!?
お知らせ
営業時間について
誠に勝手ながら、2022年9月1日(木)より、A.ランゲ&ゾーネブティック大阪心斎橋の営業時間を下記の通りに変更させていただきます。
<営業時間 2022年9月1日(木)~>
変更前 11:00~19:30
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変更後 11:00~19:00
営業時間変更に伴い、お客様にはご不便をおかけすることとなりますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
非凡なものを作り出す情熱が生み出したランゲ1・パーペチュアルカレンダー
モデル名にもなっている複雑機構に焦点をあて生まれた、ランゲ 1・パーペチュアルカレンダー。
ダイアルの一番外側にある月次リングは、ランゲ 1 独特のデザインに永久カレンダーを統合するために創意工夫を凝らして開発されたものです。
デイ・ナイト表示機能付きムーンフェイズ表示もランゲ1ファミリーのムーンフェイズならではですね!
では、ランゲ1・パーペチュアルカレンダーのそれぞれの機構について説明していきます。
ランゲ1ファミリーのデイ・ナイト表示機能付きムーンフェイズのご紹介
ランゲ1・パーペチュアルカレンダーに搭載されているムーンフェイズは、デイ・ナイト表示と一体型のムーンフェイズは2 層構造になっています。
下層のゴールド無垢 製天空ディスクは 24 時間かけて 1 周し、空のブルーの色調が昼夜に合わせて変化します。
その空を 背景にケースカラーと同じホワイトゴールドまたはピンクゴールドの月が 29 日 12 時間 44 分 3 秒という新月から次の新月までの平均的な周期を限りなく忠実に再現しているため、ずっと動かしていただければ1 日分の誤差が生じるのは 122.6 年後になります。
2016 年に発表されたランゲ 1・ムーンフェイズに初めて搭載されたデイ・ナイト表示兼用ムーンフェイズ表示と同様に月が日中は星のないライトブルーの空に、そして夜にはダークブルーの空に浮かびます。
パーペチュアルカレンダーを再吟味
A.ランゲ&ゾーネが永久カレンダーを搭載する初めての腕時計としてランゲマティック・パーペチュアル を発表したのは、21年前のことでした。それ以降に発表された永久カレンダーを搭載する7モデルのほとんどが、クロノグラフまたはトゥールビヨンなど他の複雑機構と組み合わせた時計です。 中には、その両方の複雑機構を搭載したものもあります。
中でも、2012年に発表されたランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダーでは、カレンダー表示を48カ月車で制御するという伝統的な設計手法ではない別の手法を採用しており、今回登場する新モデルも取り入れています。
時分表示をオフセンターに配置したランゲ1独自のダイヤルデザインに、 全体のバランスを崩すことなくカレンダーの各表示要素を統合するために、月表示をダイヤル外周のリングとして取り付けているのです。
伝統的な48カ月車による制御に取って代わるこの12カ月リングは、 毎月1回、翌月の表示へと進みます。これは革新的な技術ではありますが、ランゲの設計技師たちは新たな難題を解決せねばなりませんでした。
なぜなら、リングが毎月1単位回転するのに要する力は、 伝統的な機構よりもはるかに大きく必要だったからです。
リング状の月表示に加えて、ランゲ・アウトサイズデイト、レトログラード式曜日表示とうるう年表示が永久カレンダーを構成します。3大複雑機構と7大複雑機構をあわせた時計となります。
各カレンダー表示は瞬転式のため、いつでも間違いなく読み取ることができます。調整プッシャーを操作して、各カレンダー表示を一斉に、あるいは一つずつ先に進めることもできます。このカレンダー機構は、一旦正しく調整しておけば、2100年まで毎月末には正確に翌月に 切り替わるように設計されており、実用性も兼ね備えています。
レトログラード式曜日表示とは?
レトログラード式とは、「7大複雑機構」の1つにあたります。
「レトログラード(retrograde)」とは、“元に戻る “さかのぼる”という動詞になります。英語ではレトログレードと読むのが普通で、グラードはフランス語風の読み方で、時計の針がさかのぼることから名付けられました。
情報を表示する針やインジケーターが決まった方向に回転するのではなくて、表示できる最大の数値や目盛りに到達すると、最初の位置(ゼロの位置)に戻るタイプの表示機構のことを指します。
67個目の新しいランゲ自社製キャリバーL021.3
ランゲ1・パーペチュアルの自動巻きムーブメントL021.3は、A.ランゲ&ゾーネが自社開発した67個目のキャリバーです。
ランゲ1・ デイマティックのキャリバーL021.1をベースに、新しく開発した巻上げ機構を搭載し、21Kゴールド製センターエレメントおよびプラチナ製分銅付きセンターローター、50時間におよぶパワーリザーブ、 そして1時間に21,600振動する偏心錘付きテンプが高精度を実現します。
まとめ
いかがでしたか?
ランゲ1・パーペチュアルカレンダー。パーペチュアルカレンダーは3大複雑機構の1つとして数えられますが、そこに7大複雑機構の「レトログラード」や「ムーンフェイズ」を搭載するところがランゲらしいのではないでしょうか?
サイズも41.9㎜とランゲファミリーで比較的大きなサイズとなりますが、腕の乗せ心地もよく、重心のバランスもいい1本です。