きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

2020年新作モデル特別展示のお知らせ

今年発表された、A.ランゲ&ゾーネの新作モデル「オデュッセウス」、「ランゲ 1・タイムゾーン」の一部のモデルが店頭にてご覧いただけます。期間は9月26日(土)〜9月27日(日)の2日間特別展示いたします。ぜひこの機会にお越しください。

本日は、A.ランゲ&ゾーネからジャンピングセコンド搭載の「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」のご紹介。

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、新生A.ランゲ&ゾーネ初のステップセコンド搭載モデルとし て2016年に初披露されて以来、明晰なデザインと洗練された技術で高い評価を受けています。視線を時刻の最小単位である秒に向けるため、大きな秒表示サークルをレギュレーターダイヤルの上部に配しました。

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

その左右下に、小さめの時および分表示サブダイヤルが並んでいます。

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)
ホワイトゴールドケースにブラックのダイヤルを収めた精悍な印象です。控えめな配色と対称に配置したサークルは、 機能美で知られるバウハウスのデザインコンセプトを彷彿とさせます。黒色のダイヤルに白色の数字が輪郭もくっきりと浮かび上がる様は、レギュレーターダイヤル独特の美しさに新鮮さと力強さを添え、 さりげなく点在する赤いアクセントがその印象を増幅します。特に目を引くのは、時分表示サークルが交差する部分の下方にある三角形の窓です。この窓は通常は白色ですが、ゼンマイが完全にほどけ てしまう10時間前に赤色に変わり、ゼンマイの巻上げ時期が来たことを教えてくれます。
 
きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)
 

文字盤上で時、分、秒の三つの円を交差させる表示方法が初めて採用された時計は、ドレスデンの天文学者であり時計師であったヨハン・ハインリッヒ・ザイフェルト作の有名な1807年製懐中クロノメーターNo. 93でした。歴史上の時計と関わりを持ちつつも、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは現代性 と機能性を備えた時計です。一面に段差のないブラックダイヤルに、ゴールド無垢の時針と分針、そしてロディウム仕上げのスチール製センターセコンドが際立ちます。明暗のコントラストは、ブラックのアリ ゲーターベルトとホワイトゴールド製バックルにも見られます。

最高水準の精度と理想的な視認性という点において、リヒャルト・ランゲのファミリーは、A.ランゲ&ゾーネ がかつて製作した科学観測用デッキウォッチの伝統を受け継いでいます。「リヒャルト・ランゲ」という ファミリー名は、フェルディナント・アドルフ・ランゲの長男への敬意を込めて付けられました。リヒャルト・ ランゲはその人生を、最新の科学知識を時計製作に利用できるようにするために捧げました。彼が取 得した27件の特許の中には、今なお使用されているヒゲゼンマイ用金属合金があります。彼は、父が 発明した1秒ごとに歯切れ良く進む跳秒をさらに改良し、その技術に1877年、ドイツ初の特許が交付さ れました。

リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、21世紀のデッキウォッチのコンセプトを体現する時計です。 秒針の動力制御メカニズム、ステップセコンド、ゼロリセット機構を連動させるという無類の技術で、デッ キウォッチの決め手となる特性、すなわち高信頼性、高精度、明瞭性を実現しています。自社製キャリ バーL094.1では三つの複雑機構が連動し、秒針を1日86,400回、目盛りから次の目盛りへジャンプさせ、 さらにゼロリセット機構を作動させるための動力を、最大パワーリザーブ42時間にわたって均等に供給します。

 

リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドの動力制御メカニズムはルモントワールとして、減り続ける香箱から動力を一定量のエネルギーに変換し、1秒ごとに脱進機に供給します。さらに、ステップセコンドの運針力を与えます。初めてこの複雑機構を搭載した時計は、18世紀末に製作されたものです。クロノグラフの前身でもあるこの時計は、秒単位でタイムを計測するのに使用されました。航海ではナビゲーションを助け、天文学では通過と呼ばれる天文現象を特定するのに使用され、医学では脈拍を計測す るのに重宝されました。

リューズを引くと、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドに搭載された特許技術ゼロリセット機構が偏 心錘付きテンプを止めて秒針をクロノグラフのそれと同じように帰零させるため、容易に時刻合わせが できます。それには、動力制御メカニズムから輪列へ伝達される動力を一旦遮断する必要があります。 これを可能にするのは、この機能のために開発された多層クラッチです。このクラッチは、秒針が次の 目盛りへジャンプすると秒針をその位置から動かないように保持します。それと同時に動力の伝達路を遮断して再び開放でようにします。

ステップ運針の制御

秒単位のステップ運針を制御する、すなわちテンプの6振動を1秒あたり1運針に変換するための仕組みは、かつて懐中時計に使用されたスラップアームと星形歯車を手本に設計されたものです。ガンギ車の軸を保持する透明な受け石の下に取り付けられた五陵星形の歯車が、ガンギ車と一緒に5秒ごとに1回転します。1秒経過するごとに、星形歯車の一つの突起がピンと張ったアームを解放します。この時、アームがピシっと放たれるように動くことから、時計師たちはこれを「スラップアーム」と呼んでいます。スラップアームが一気に360°回転し、星形歯車の次の突起がスラップアームを受け止めます。この回転は、秒輪列から文字盤中央から伸びる秒針に伝達され、秒針が次の目盛りに進みます。

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

ジャンピングセコンドのスタート・ストップ機構

ランゲ製ステップセコンド機能付き懐中時計でもすでに、ボタン操作で長いセンターセコンド針を始動・停止させることができました。当時はコラムホイールでこのプロセスを制御していました。1815“ウォルター・ランゲへのオマージュ”のキャリバーL1924では、4分の3プレートに取り付けられたステップ運針を司る秒輪列が見えます。この輪列は、1877年に取得した特許第182号と同じ原理で作動します。センターセコンド針が動くときにボタンを押すと、コラムホイールが解放したV形レバーがスラップアームの動きを阻止することによって秒輪列全体の動きも制しますが、ムーブメントは動き続けます。

ムーブメントと秒輪列は、秒輪列の三番カナの軸に取り付けられたコハゼを介して連結されます。角穴車はカナと離れないように接続されており、2個のコハゼとそのゼンマイを介してトルクをカチカチと回転する三番車に伝達します。コハゼのツメが角穴車をとらえると、香箱から秒輪列に動力が伝わるようになります。秒輪列の動きが制止されて秒輪列の歯車が止まったままになる一方、ゆっくりと回転し続ける角穴車の歯からコハゼのツメが交互に落下します。この優れて単純な構造が、1個の香箱でムーブメントとジャンピングセコンドを駆動できるようにしているのです。

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

ランゲ自社製キャリバーL094.1
390個の部品からなる手巻きムーブメントは、ランゲ最高品質基準に準拠して仕上げられています。洋銀製の受けに素材の表面特性を活かして加工したグラスヒュッテストライプ、ハンドエングレービング入 りテンプ受け、8個のビス留め式ゴールドシャトン、時間と労力をかけて磨き上げた表面 ― これらの仕上げ装飾により、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは裏面のムーブメント側でも、古典的な趣のあ るランゲウォッチの表情を見せてくれます。

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

きちんと60ステップ! A.ランゲ&ゾーネ「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」 - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了)

モデル名:リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド
品番:LS2523AD 252.029
ケース径:39.9mm
ムーブメント:手巻き(キャリバーL094.1)
パワーリザーブ42時間
防水:3気圧防水
価格:9,009,000円(税込)

A.ランゲ&ゾーネについて

ドレスデン出身の時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲは、1845年に時計工房を設立し、ザクセン高級時計産業の礎を築きま した。彼が製作した価値の高い懐中時計の数々は、今でも世界中のコレクターたちの垂涎の的となっています。第二次世界大 戦後、東ドイツ政府によりA.ランゲ&ゾーネは国有化され、一時はその名が人々の記憶から消え去ってしまうかと思われました。 しかし1990年、フェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲがブランドを復活させます。現在では、ゴールドまたは プラチナのケースを使った腕時計が、毎年数千本のみ製作されています。A.ランゲ&ゾーネの時計には必ず、自主開発され、手 作業で入念な装飾と組み立てを行ったムーブメントが搭載されています。1994年以降に開発された自社製キャリバーは63個を 数え、A.ランゲ&ゾーネは世界でも最高峰の地位を確立しました。その代表作には、一般モデルとして初めてアウトサイズデイト を搭載しブランドを象徴するモデルとなったランゲ1や、瞬転数字式時刻表示を搭載したツァイトヴェルクがあります。まれに見る 複雑機構を搭載するツァイトヴェルク・ミニッツリピーター、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンおよびトリプルスプリットは、 受け継がれてきた時計作りの技をさらに高めようとするA.ランゲ&ゾーネの真摯な姿勢を体現した時計です。