皆様こんにちは、菊池です。
今日はブランドの顔でもあるモデル『ランゲ1』のご紹介です。
左右非対称でありながら見る人を魅了する調和のとれたランゲ1のデザインは『黄金比』で構成されています。
美術やデザインを勉強した方にはご存じの方が多いかもしれませんが、古来より人間が最も美しいと感じる『1:1.618』の比率のことを『黄金比』と言います。
歴史的建造物であるエジプトのピラミッド、パリの凱旋門、パルテノン神殿、美術品ではミロのビーナス、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザには、この『黄金比』が用いられています。身近なものであればクレジットカードや名刺などが黄金比の近似値で作られています。
今回ご紹介する『ランゲ1』はどの部分に黄金比が使われているでしょうか?
解りやすい場所でご説明すると『アウトサイズデイト』です。
アウトサイズデイトは1841年にザクセン王国の宮廷時計師グートケスとその弟子であったフェルディナンド=A.ランゲによって製作された、ドレスデン・ゼンパー歌劇場の『5分時計』に範を得て作られ、1994年に発表されたランゲ1が初めての搭載となりました。このアウトサイズデイトの縦の長さを1とした場合、横の長さは1.618となります。その他、時分針のダイヤルの直径と、その横にあるアップ/ダウン表示の長さも1:1.618のバランスで配置されています。解りやすい動画が公式インスタグラムに掲載されていましたのでご確認ください。
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4年の歳月をかけて開発されたこのモデルは、すべてが計算されつくした完璧なデザインと言えますね。
もちろん、正面から見た幾何学的な文字盤だけが魅力ではありません。ランゲ1には1864年に導入された4分の3プレート、ビス留め式ゴールドシャトン、完璧な仕上げ、美しい装飾が施されたムーブメントなど、ランゲの懐中時計に由来する数々の伝統的要素が集約されており、それをケースバックから鑑賞することができます。
創始者の曾孫ウォルター・ランゲによって、A.ランゲ&ゾーネの名に恥じない優れた時計として産みだされた『ランゲ1』。伝説的存在となりつつある印象深いダイヤルを、間近でご覧になりませんか?
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
A.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE&SÖHNE)
モデル名:ランゲ1
品番: LS1913AA 191.039
ケース径:38.5mm
防水:3気圧防水
ケース素材:K18ホワイトゴールド
価格: ¥4,477,000(税込み)