H.モーザーこそ、オヤジの次なる一手だ!|戸賀 敬城

以前もこのブログでお話させていただきましたが、機械式時計の世界は今、あらゆる意味で“二極化”が進んでいます。 チタンやカーボン、セラミックといった新素材の台頭によってハイテクなもので固められた、スポーティなトレンドが色濃い、いわゆる“ラグジュアリー・スポーツ”と称されるブランドやモデル。 一方、パテックやヴァシェロンに代表される、クラシックな高級時計ブランドも好調ではありますが、クラシックがクラシック然としていては、売れない時代なのも事実。 オーデマ ピゲの「CODE 11.59」に象徴されるように、伝統を守りつつも、いかにしてモダンな感性を取り入れられるかが、生き残るためには必要になってくる。 そんな感覚に優れた、いま僕自身もっと…