昔と比べると今は時計のケースに使われる素材がとても増えました。
今も昔も最もポピュラーなのはステンレススチールで、ほとんどのブランドが採用している堅牢性に優れた素材です。
さらにはチタンやセラミック、カーボンにサファイヤクリスタルなどなど、ご紹介できない程沢山の素材が開発され、使用されています。その多くは『より硬く』や『より軽く』『より傷つきにくく』等、素材のもつ特性を存分に活かし、他素材との差別化を図ることが主な目的と言えます。

そんな数あるケース素材の選択の中で、とてもユニークなのが今回ご紹介する『ブロンズ』です。
現在では様々なブランドがブロンズケースを採用しています。
チューダーはこれまで、様々な国の海軍と関係を築いており、造船用の素材としても用いられるブロンズはチューダーにも深く関係する素材と言えます。
ブロンズ=銅ではありますが、正確にはブロンズ合金となるので、銅だけで構成されている素材ではありません。
しかし銅の性質上経年変化をしていきます。その変化の仕方やスピードは使用頻度や使い方によっても違いがでますので、年数が経てばたつほど、その方だけのオリジナル時計のように変化をしていきます。

ブラックベイシリーズで最大サイズの43mmのケースに収まる文字盤にはグラデーションダイヤルが採用され、中心から外側に向かって色が濃くなっていきます。
これは年数が経ち退色した文字盤をイメージしており、ブロンズケースの雰囲気と相まってヴィンテージ感が高まります。

一見ゴールドモデルのように派手さを感じる方もいるもしれませんが、ゴールドモデルのように豪華できらびやか！ではなく、お使いいただくうちに落ち着いた色へと変化もしていきますので、幅広いシーンでお使いいただけます。
是非店頭にてご覧ください。