時計のブレス調整ってどうするの?〜タグ・ホイヤー リンク編〜

ミレニアム目前の1999年に誕生したタグ・ホイヤー【リンク】
モデルチェンジの度にシャープでモダンなデザインに進化していくリンクは、前身のセルを含むと35年目を迎えるシリーズになります。
S字の駒が連なるブレスレットは、他のどのブランドにも真似できない個性があり、また高い装着感も魅力です。
時計のブレス調整ってどうするの?〜タグ・ホイヤー リンク編〜 - TAG Heuer メンテナンス
この個性的なブレスレット正面から見た場合は勿論のこと、側面から見た場合も他の時計のブレスレットとの違いがあります。
時計のブレス調整ってどうするの?〜タグ・ホイヤー リンク編〜 - TAG Heuer メンテナンス
通常時計のメタルブレスレットは、固定された連結駒と腕にフィットさせるために付け外しが可能な調整用の駒、そしてバックルによって構成されております。
調整用の駒はピンやネジで連結されていて、1駒のみ外す場合は隣り合った駒のピンやネジを抜くと1駒が外れる構造になります。

調整用の駒を抜く際はピンで固定された駒の場合は、万力でブレスレットを固定し、ピン抜き棒とハンマーを使用し、ピンを叩き出すのがオーソドックスな手法です。
ネジで固定されている場合は、精密ドライバーを使用します。

時計のブレス調整ってどうするの?〜タグ・ホイヤー リンク編〜 - TAG Heuer メンテナンス リンクを側面から見るとバックルが付いている駒とS字駒の間の1箇所にしかピンが使用されておりません。
時計のブレス調整ってどうするの?〜タグ・ホイヤー リンク編〜 - TAG Heuer メンテナンス
リンクのブレスレットはどのようにサイズ調整するのか?
パイプで固定されたピンを工具で抜くと、その秘密がわかります。

時計のブレス調整ってどうするの?〜タグ・ホイヤー リンク編〜 - TAG Heuer メンテナンス リンクの調整用の駒は左右で独立しており、ネジで固定されております。
ネジをドライバーで外し、駒を1つずつ付け足ししていくという構造になります。
ネジはS字の駒が覆い隠すようになるので、側面からは見えなくなります。

時計のブレス調整ってどうするの?〜タグ・ホイヤー リンク編〜 - TAG Heuer メンテナンス 腕時計を装着する際は、指1本分くらいゆとりがあるのがジャストサイズといわれております。
腕周りのサイズが変化したり、ブレスレットが伸びてサイズが大きく感じるということはよくあることです。
時計のブレスレット調整には専用の工具が必要になりますので、サイズが気になった際は是非ご相談ください。

またサイズを大きくする際は余り駒をご持参いただけると幸いです。
駒を紛失した際は取り寄せも可能ですが、ブランドやモデルや時計の状態によりお預かりしてメーカーでのご対応になるケースもございます。

 

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oomyia 和歌山本店は、腕時計専門店では関西唯一のタグ・ホイヤーコンセプトショップ「タグ・ホイヤー ギャラリー和歌山 by oomiya」設置店です。