シチズン 驚異の薄さを誇るエコ・ドライブ ワン 厚さ僅か1mmのムーブメントに込められた技術

1976年に世界初のアナログ式光発電時計を開発し、『エコ・ドライブ』と名付けたシチズン。それから40年の時を経て2016年にその集大成のひとつとして厚さ僅か1mmのエコ・ドライブ ワンを発表しました。
今回ご紹介するモデルはエコ・ドライブ ワンの中から限定モデルのご紹介です。
シチズン 驚異の薄さを誇るエコ・ドライブ ワン 厚さ僅か1mmのムーブメントに込められた技術 - Eco-Drive One シチズン エコ・ドライブ ワン
品番:AR5044-03E
価格:¥770,000(税込)
防水:日常生活防水
ケース:37mm
世界限定1000本
まずはその驚きの薄さをご覧いただきましょう!
シチズン 驚異の薄さを誇るエコ・ドライブ ワン 厚さ僅か1mmのムーブメントに込められた技術 - Eco-Drive One 中々薄さを表現するのは難しかったのですが、隣に名刺を並べてみました。シチズン 驚異の薄さを誇るエコ・ドライブ ワン 厚さ僅か1mmのムーブメントに込められた技術 - Eco-Drive One さすがに名刺よりは厚いですが、時計全体の厚みも2.98mmと非常に薄く、名刺4,5枚分ほどの厚みしかありません。さらに重量はなんと29グラム!薄いだけでなくこの軽さも大きな特徴です。
2.98mmの極薄ケースに収まる1mmのムーブメントを製造するにあたり、最大の挑戦となったのはパーツの小型・薄型化です。
エコ・ドライブワンのムーブメントには85個のパーツが使用されていますが、それらを全て組み合わせた時に1mmに収める為に過度な機能や華美な装飾を極限まで削ぎ落としています。ただでさえパーツが小さい腕時計。その小さなパーツをさらに小さくし、それらが全て正常に動くように調整をしながら組み上げる。文章だけだと簡単に感じるかもしれませんが、このサイズは本当に凄い事です。
比べる対象が適切かどうかは別ですが、私の愛用時計、パネライと比べるとこんなにも違いが・・・・。
シチズン 驚異の薄さを誇るエコ・ドライブ ワン 厚さ僅か1mmのムーブメントに込められた技術 - Eco-Drive One また、ケースに使われる素材も特別な素材で、ケース本体には『サーメット』、ベゼルには『アルティック』、裏蓋には『バインダレス超硬合金』と何やらあまり聞きなれない素材が並びますが、まずケース本体のサーメットとはCeramics(セラミックス)とMetal(メタル)からの造語であり、金属の炭化物や窒化物など硬質化合物の粉末を金属の結合材と混合させ焼結した複合材料の呼称です。セラミックスの特性である耐熱性や耐摩擦性、金属の特性である靭性を兼ね備えています。一般的なセラミックスよりも金属光沢を持った色調表現が可能となっており、シチズン以外でも一部のブランドでは使用されています。
ベゼルに使用されるアルティックはアルミナ+炭化チタニウムの複合素材で、ビッカース硬度(HV)約1,900と非常に硬く、研磨することで美しい鏡面が得られます。
バインダレス超硬合金とは、主成分「炭化タングステン」を用いて、結合材にコバルトやニッケルを含まず、従来の超硬に対し、硬度、耐食性、耐酸化性に優れた超硬合金です。結合材(バインダー)がない硬質層のみで形成されるためバインダレスと呼ばれます。
シチズン 驚異の薄さを誇るエコ・ドライブ ワン 厚さ僅か1mmのムーブメントに込められた技術 - Eco-Drive One これらの素材により、硬く・キズがつきにくく、美しい光沢が表現されています。
シチズン 驚異の薄さを誇るエコ・ドライブ ワン 厚さ僅か1mmのムーブメントに込められた技術 - Eco-Drive One 是非1度店頭にてこの驚きの薄さを体感してみてください。