電波時計の時刻ずれについて、都市やサマータイム設定のずれについてブログで以前ご紹介させていただきました。
今回は電波時計の時刻ずれの原因で、都市設定の誤りと並び多い【基準位置】についてご説明いたします。
デジタルの時計には関係ありませんが、アナログ式の場合は時計の基準位置がずれてしまうと、電波の受信に成功していても正確な時刻・日付が表示されません。

基準位置が正常な状態は【０時０分０秒】で、日付に関してはブランドやモデルにより異なりますが、【１日】や【１日と３１日の間】となります。
基準位置確認を行った際に、上の画像の位置から針がずれていると、その分だけ時刻もずれて表示されます。なぜ基準位置がずれてしまうのか？
シンプルな電波時計であっても画像のようにリューズ以外のボタンがあり、リューズやボタン操作を誤ってしまった可能性も考えられます。

誤操作以外の原因としては、強い衝撃を受けた場合と磁気の影響を受けた場合が、基準位置に影響を与えます。
全ての時計に共通して言えることにはなりますが、電波時計も落とす・強くぶつける、家電製品と密着させるといった行為はよくありません。
最近の電波時計は針位置自動修正機能がついた商品が多く、しばらく時間が経過すると自動で基準位置を合わせてくれる商品も多いです。
仕事などでハードに時計を使用される方はこのような機能のある時計を選ぶのも良いかもしれません。（※日付のずれは自動で修正できず、手動で合わせる必要があります。）

基準位置がずれている際はリューズとボタン操作で修正が可能です。
モデルにより操作方法は異なるので、取扱説明書をご覧ください。
紛失してしまった際は弊社取扱ブランドのセイコー、シチズン、カシオの時計であれば各ブランドホームページ内で説明書のダウンロードが可能です。
セイコー、シチズンは時計裏蓋にある数字とアルファベットの組合せ（画像の商品の場合はH060がキャリバー番号）、カシオは裏蓋にある外周部の四角で囲われた4桁の数字で検索が可能となります。
時刻が時報などと比べずれている際は、電波が受信できているか、電池残量は十分か（残量が僅かな場合は電波受信など様々な機能が利用できなくなります。）、都市設定は正しいか、基準位置は合っているかを確認していただくことで、殆どの場合は原因が特定できます。時刻が合わない際は一度お試しください。