皆様こんにちは、パネライ 大阪心斎橋ブティックの菊池です。
今日はパネライウォッチの代表的機構でもある『8デイズ』についてお話しいたします。
まず8デイズとは、パワーリザーブ(ゼンマイを完全に巻き上げた状態から止まるまでの駆動時間の事)が8日間(192時間)あるという意味になります。ここ最近のモデルでは【8GIORNI】イタリア語表記でオットジョルニと読む事が増えています。
では、何故8日間のパワーリザーブが必要であったのかを見ていきましょう。
ゼンマイを巻き上げるにはリュウズを操作します。リュウズは、操作や接触による負荷がかかりやすく、もっとも損耗しすい部分になります。究極の信頼性と正確性が求められるプロフェッショナル仕様の時計において、パワーリザーブの長さや巻き上げの必要頻度は、機能を適切に維持するうえで非常に重要な要素になります。
パネライは重要なミッション中、1週間以上リュウズを操作せずに動き続ける時計を可能にするため、1940年代初頭に8日間のパワーリザーブを保有するアンジェリュス®製ムーブメントを採用します。
これは非常に丈夫で信頼性の高いものでした。イタリア海軍特殊潜水部隊が使用する時計は、過酷な条件下でも信頼性を維持する必要があったため、この特徴は不可欠なものとなります。
長期間のパワーリザーブは、リュウズを操作する頻度を減らし、耐久性のみならず全体的な防水性を向上させました。こうして8日間のパワーリザーブは、パネライウォッチの重要な要素となり、ブランドDNAの一部となったのです。
ヌーシャテルのマニュファクチュールから2005年に発表した初の自社製ムーブメントP.2002は、オフィチーネ パネライの歴史と伝統を受け継ぐ8日間のパワーリザーブを保有し、2013年に発表されたP.5000にも同じ特徴を搭載しています。
まもなく発売予定の新作ラジオミールにも、このP.5000キャリバーが搭載されています。
いかがでしたでしょうか?
パネライは基本的には3日のパワーリザーブを備えたキャリバーを搭載しており、あまり使用しない土日を挟んでも駆動している、とても使いやすい時計です。
ぜひ、店頭にてお好みのアイテムを見つけにいらして下さい。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。