1815 “ウォルター・ランゲへのオマージュ” プレSIHH 限定モデル3型が発表されました!

1815 "ウォルター・ランゲへのオマージュ" プレSIHH 限定モデル3型が発表されました! - A.LANGE&SÖHNE(取扱い終了) こんにちは、伊藤です。
数日前にA.ランゲ&ゾーネのインスタグラムやフェイスブックで紹介されておりますので、もうすでにご存じの方も多いと思います。
当店でも数件お問い合わせを頂いております。
プレSIHHということで、2018年SIHHを前にドイツ時間の12月7日に発表されました。
12月7日は、創業者であるアドルフ・ランゲが工房を設立した記念すべき日です。
この記念すべき日に発表されたのは、1815″ウォルター・ランゲへのオマージュ”という名前がつけられた、ジャンピングセコンドを搭載したシンプルに見えて複雑なモデルです。

こちらのモデルは2017年1月に他界したブランド再興の祖であるウォルター・ランゲに敬意を表すため、1815ファミリーにふさわしい非凡な複雑機構を搭載する新モデルを開発しました。
このモデルには、1秒ごとに歯切れ良く進むジャンピングセコンドが搭載されています。
この機構は、ウォルター・ランゲの曾祖父、フェルディナント・アドルフ・ランゲの150年前の発明に由来する技術です。
機械式時計の秒針は、スイープ運針であると、一般には言われています。

この運針法では、秒針が添付振動数に応じて1棒を5~10等分にして小刻みに動き続けます。
複雑機構のジャンピングセコンドは、時の最小単位である秒をはっきりと指し示します。6時位置は通常の秒針、センターがジャンピングセコンドの針の役割となります。
センターセコンドの秒針は常時動き続けることもできれば、必要に応じて停止することもできます。
2時位置にあるボタンを押すと、センターセコンドが停止したり、動き始めたりします。

この技術は、ウォルター・ランゲの曾祖父であるアドフル・ランゲが開発し、祖父のエミール・ランゲが実用化して懐中時計のマスターピースを作り上げたという家族の歴史が息づいています。

新しく開発された、このムーブメントにはウォルター・ランゲの誕生年にちなむキャリバー番号L1924が刻まれています。
さらに、品番の上3桁の297は、ウォルター・ランゲの誕生日7月29日に由来するものです。

さらに、製作限定数にも意味があります。
ホワイトゴールドが145本、これは、ウォルター・ランゲがランゲ・ウーレンGmbH(復興)を商業登録したのが1990年12月7日。初設立の日からちょうど145年後の「145」
ピンクゴールドは90本、これは、復興したのが1990年の「90」
イエローゴールドは27本、これは、会社再興の日(1990年12月7日)からウォルター・ランゲへの敬意を表するために開発した新モデルを発表する2017年12月7日まで27年の歳月が流れています。その「27」か由来します。

1815″ウォルター・ランゲへのオマージュ”
イエローゴールド:297.021 27本限定
ホワイトゴールド:297.026 145本限定
ピンクゴールド:297.032 90本限定

ムーブメント:ランゲ自社製キャリバL1924
パワーリザーブ:約60時間
機能:時、分およびストップセコンド機能搭載スモールセコンドによる時刻表示、始動・停止機能付きジャンピングセンターセコンド
操作系:ゼンマイ巻き上げおよび時刻調整用リューズ、ジャンピングセコンド始動・停止ボタン
ケース:直径40.5mm
ケース高さ:10.7mm
参考予価:各47,000ユーロ(ドイツVAT税込)
発売時期:未定