皆様こんにちは！西川です。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

本日は【ブランパン】から大人気モデル「フィフティファゾムス」をご紹介します！
最近新作モデルが話題を呼んでいる【ブランパン】ですからぜひご注目ください！（新作情報はリンク付けておきますね！）
時計とブランドの魅力を最大限お伝え出来るように頑張りますので最後までお付き合いください。

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世界最古の時計ブランド ブランパン復活の物語

1970年代は機械式時計業界にとって歴史上最も逆風にさらされた時代だと言っても過言ではない年代でした。
時計業界で屈指の力を持つ【ブランパン】も逆風に飲み込まれ、休業という選択を取ることとなりました。

そんな【ブランパン】に転機が訪れたのは1981年のことです。
当時オメガを離れたジャン＝クロード・ビバーと、ムーブメント専門メーカーフレデリック・ピゲ社の社長ジャック・ピゲらによって、ブランパンの商標は僅か2万1500フラン（現在の約300万円程）で買収されます。

そしてクオーツ（電池式）時計は作らないという方向性を打ち出し、機械式時計復権の旗手となります。
技術力・開発力を武器に1年に1つずつ複雑機構を搭載したマスターピースコクショを発表し時計業界での地位を確立します。
買収から僅か11年後の1992年に6,000万フラン（現在の約8億円程）で現在のスウォッチグループに売却されます。

戯曲『テンペスト』

【ブランパン】の技術力は1953年に開発された「フィフティファゾムス」コレクションによって証明されていました。
このコレクションはモダンダイバーズウォッチを定義したコレクションとして有名です。

「フィフティファゾムス」聞きなれない名前ですよね。
この名前はシェイクスピアの戯曲『テンペスト』のとある歌詞から付けられた名前です。

Full fathom five thy Father lies，（深い深い海の底にあなたのお父上は）
当初は「Full fathom」という名前にしたかったそうですが認可が下りず、「Fifty Fathoms(フィフティファゾムス)」と名付けられました。

ダイバーズの憧れ「フィフティファゾムス」

実はブランパンの復活の際に、コレクションとして先に復活を果たしたのは創業の地を冠した「ヴィルレ」コレクションでした。
「フィフティファゾムス」が本格的に復活するのは2003年までかかります。

この名機の復活の立役者はマークAハイエック氏です。
2002年【ブランパン】の社長兼CEOに就任した彼は幼い頃からダイビングが好きな子供だったそうです。
後のインタビューで「すべてのダイバーの憧れ」とフィフティファゾムスを評価しました。

フィフティファゾムスは1953年これまたダイバーであった、当時のブランパンCEOジャン-ジャック・フィスターによって生み出されます。
彼が実際にダイビングを楽しんでいるときに酸素が足りなくなるという事故が起こります。
九死に一生を得たフィスター氏はダイバーズウォッチの必要性に気づき作成に取り掛かります。
実際のダイバーの経験に基づき考案されたダイバーズウォッチはフランス海軍をはじめドイツ、アメリカといったエリート海軍に正式に採用されます。

他のブランドと比較すると圧倒的に違う随所の細やかさを武器に、ダイバーズウォッチとしての名声を勝ち取りました。

フィフティファゾムス　実機レビュー

ケースサイズは45mmと何度も光が屈折し正確な時間が分かりにくい海で使用する、本格的なダイバーズウォッチとしては通常のサイズとなります。
ラグが短い分、時計が浮かず45mmと聞いて想像するよりも馴染みが良い時計です。
実際に手首周り15㎝（メンズだととても細い）の西川が着けてみると大きすぎる感じはしないと思います。

文字盤は2種類のサンレイ仕上げとなっており、ベゼルを含めてディープブルーが美しく見えます。

ケース素材のチタンはステンレススティールに比べて、グレーに近い色味を出すため深い青色との相性抜群です。
さらに色見でケースがスマートに見えるので、サイズ感が気になることはほとんどないと思います。
さらにチタンはステンレススティールに比べて約60％の重さで見た目は重そうですが軽さに驚きます。

シースルーバックのケースからは自動巻き（キャリバー 1315）を覗く事が出来ます。
非常に美しい仕上げとなっており、120時間パワーリザーブを持つキャリバーをお楽しみいただけます。

またストラップには,セイルキャンバスと裏側にラバーという組み合わせのストラップを採用しています。
その為水や汗に強く実用性にも優れた時計となっています。

いかがでしょうか。
ダイバーが憧れるダイバーズウォッチ「フィフティファゾムス」
この素晴らしい時計を是非腕に乗せる体験をしてみて下さい！

今回ご紹介致しました「フィフティファゾムス」とより街で使いやすい仕様の「フィフティファゾムス バチスカーフ」の比較記事も作成致しました。
ぜひこちらもご覧いただきたいです！
お時間のある方はぜひ！！

【ブランパン】フィフティファゾムス比較してみた！