皆様、こんにちは。谷です。
ついに12月ですね!今年も最後の1か月が始まりますね。
皆様は、やり残したことなどございませんか?
あと1か月を切りましたが、少しでもやり残したことに取り組んでみましょう。
私もチャレンジします!!まずは大掃除!1年溜まった汚れをしっかり落として、新しい気持ちで来年を迎えれるように…☆彡
終わり次第、、皆様に報告しますね♪
今回は、『1815』の名前の由来から辿るランゲの歴史を紹介していきます。
『1815』は4桁の数字で、ランゲができたのが1845年。
これでわかりますよね!『1815』という数字は西暦なのです。では、なぜその西暦なのか?
どうしてA.ランゲ&ゾーネができた年である『1845』じゃないの?と思われる方もいらっしゃるのではないですか?
その理由は、『1815』という数字はフェルディナンド・アドルフ・ランゲが生まれた年なのです。そのため、『1815』にはフェルディナンド・アドルフ・ランゲが愛したデザインや針の色が用いられています。
『1815』について知りたい方はこちらからどうぞ!
(URL:https://www.jw-oomiya.co.jp/blog/alangesoehne-boutique-osakashinsaibashi/131 )
フェルディナンド・アドルフ・ランゲが愛したものが詰め込まれた『1815』をはじめ、A.ランゲ&ゾーネの腕時計は手作業で作成されています。それはA.ランゲ&ゾーネが辿ってきた歴史が関係しているのです。今回はA.ランゲ&ゾーネが手作業での時計作成に至るまでをお伝えします。
1845年に旧東ドイツ・グラスヒュッテにフェルディナンド・アドルフ・ランゲが15人の弟子を連れて1つの時計工房を建てました。
それが『A.ランゲ&ゾーネ』です。彼はグラスヒュッテのあるザクセン地方の地域復興のためにここに工房を建てたのです。(写真は時計産業が興る前のザクセン)
彼の試みは決して無謀ではありませんでした。鉱山で潤ったグラスヒュッテには手工業の歴史があり、精密な工具も自作していたのです。
また、この地域は識字率も高く、情報伝達がしやすかったのです。彼の理想を実現すべく、従業員に教育を施しただけではなく、その後の独立も促しました。
そして、グラスヒュッテは辺境の村ではあったが、都市ドレスデンからもそう遠くはなかった。ランゲの弟子であったグロスマンが設立を主導した「グラスヒュッテ・ドイツ時計学校」では、規模が非常に大きく、田舎にある時計学校とは思えないほど壮大で、「ドイツ時計師たちの教育の中心にあたるところ」と掲げるほどでした。
そんなグラスヒュッテではありましたが、時計作りは高い名声にも関わらず、あくまで小規模生産に留まったのです。そこにビジネスチャンスを見出した者もいましたが、地域復興事業、救貧政策のためもありグラスヒュッテの時計産業は手作業への依存を選び、結果としてスイスほどの劇的な機械化を進めることはできなかったのです。
しかし、数は少ないながらグラスヒュッテでも工業化を試みた会社もありましたが、第一次大戦後にドイツ政府がスイス時計の輸入関税を廃止した結果、スイス時計には太刀打ちできなかったのです。そうして、第二次世界大戦が勃発し、1945年6月ソ連軍がグラスヒュッテに進駐。
製造工具を持ちだされてしまい、1949年に東ドイツが成立するとA.ランゲ&ゾーネをはじめ、GUB(グラスヒュッテ国営時計会社)に統合されてしまいます。グラスヒュッテの工業化はGUBの成立で実現しましたが、1970年代になると技術的な側面で遅れが決定的となっていきます。
その後、A.ランゲ&ゾーネは1990年に復興し、1994年には新生A.ランゲ&ゾーネをスタートさせます。
救貧事業として始まったグラスヒュッテでの時計作りは旧東ドイツで国営化されていた期間を除き、基本的には大量生産は行われていません。
それはグラスヒュッテを特徴づける、手作業による少量多品種生産を行い、他にはないつくり込みを感じられます。
いかがでしたか?
『1815』から読み解くランゲの歴史。新しくもありもながら、伝統的要素を大切にしている今のA.ランゲ&ゾーネができるまでの壮絶なストーリーを感じていただけたのではないでしょうか?
是非皆様も店頭で一度お手に取ってみてくださいませ。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ちいたしております。
A.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE&SÖHNE)
モデル名:1815
ムーブメント:手巻きキャリバーL051.1
品番: LS2353AA 235.026
ケース径:38.5mm
防水:3気圧防水
ケース素材:18Kホワイトゴールド
価格: ¥2,992,000(税込み)
店舗における感染防止対策
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